平手友梨奈、海外進出の可能性も? 『六本木クラス』原作者も評価する卓越した存在感

 意志の宿ったその瞳から、目が離せない。旬と言われる俳優が周期ごとに入れ替わる中、常に注目され続けている人物がいる。アイドルグループ・欅坂46を脱退し、ソロでの歌手活動を継続させながら、モデル・俳優としてのキャリアをスタートさせた平手友梨奈だ。

 2018年公開の『響 -HIBIKI-』で映画初出演にして初主演を飾り、TBS系『ドラゴン桜』、NHK『風の向こうへ駆け抜けろ』とTVドラマ作品へ躍進してきた平手だが、今期ドラマシリーズの中でもビッグタイトルといえる『六本木クラス』(テレビ朝日系)に出演している。韓国で大ヒットしたWEB漫画『梨泰院クラス』の日本ローカライズ版である『六本木クラス〜信念を貫いた一発逆転物語〜』と韓国ドラマ版を原作翻案として描く本作で、平手は主人公・宮部新が経営する居酒屋「二代目みやべ」のマネージャー・麻宮葵役に抜擢された。

 7月7日に放送された第1話では冒頭に登場し、ダンスと英語での台詞を披露してSNS上での話題をさらうなど、既に視聴者の心を掴んでいるようだ。

 そんな平手のことを、『梨泰院クラス』の原作者チョ・グァンジンは制作発表記者会見で、「(平手の初出演&初主演映画である『響 -HIBIKI-』を見て)とても面白いと思った。平手さんが演じていた役とチョ・イソは雰囲気が似ているし、演技やイメージ的にも合うんじゃないかなと思って」と発言。(※)ドラマ制作段階から彼女のことを知っており、その卓越した存在感と演技から今回の役に推薦したことを明かした。

 映画『響 -HIBIKI-』は平手演じる歯に衣着せぬ天才文学少女・鮎喰響が颯爽と文壇界に現れ、生ぬるい大人たちに活を入れる姿を軽快かつセンセーショナルに描いた作品。対して、グァンジンが「(響と)似ている」と言ったチョ・イソは、『六本木クラス』で平手が演じる麻宮葵の原作版キャラクター。フォロワー70万人を超える人気ブロガーというカリスマ性を持ち、才気に溢れ、天才的な頭脳を持つキャラクターであることから、確かに響と似たものを感じさせる。そういった人物を演じることに長けている平手だからこそ、今回の役柄に白羽の矢が立ったのは間違いないといっていいだろう。

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