シルヴェスター・スタローンが『ロッキー4』を再構築 未公開シーンを加え8月19日公開へ
シルヴェスター・スタローンが『ロッキー4/炎の友情』を自らの手で再構築し42分の未公開映像を加えた『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、8月19日より劇場公開されることが決定した。
本作は、シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4/炎の友情』を、42分の未公開シーン、4Kデジタルリマスター、ワイドスクリーン、5.1chサラウンドで、米国での公開35周年を迎えた2020年に蘇らせたもの。監督・脚本・主演を務めたシルヴェスター・スタローンは、『ロッキー4』を自分が理想とする作品に作り直したいという想いを持っていた。コロナ禍で時間が出来たスタローンは、すべての映像に目を通し、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけ徹底的に見直した。そして、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当て、物語を再構築した。
王者アポロ・クリードとの戦いを経て、チャンピオンとなったロッキー・バルボアの前にソ連から“殺人マシーン”イワン・ドラゴが現れる。ドラゴとの激戦によって、ライバルであり親友のアポロを失ったロッキーは、対ドラゴ戦のため、ソ連へ乗り込むが……。
監督・脚本・主演のスタローンは、本作について「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない? 当時の俺は何を考えていたんだ? って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の『ロッキー4』を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ。今回、新たに『ロッキーVSドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなった。オリジナルは1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか? と信じられないくらいだよ(笑)」と、当時を振り返った。
■公開情報
『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』
8月19日(金)全国ロードショー
監督・脚本・主演:シルヴェスター・スタローン
出演:ドルフ・ラングレン、タリア・シャイア、カール・ウェザース、ブリジット・ニールセン、バート・ヤングジェームズ・ブラウン、トニー・バートン、マイケル・パタキ、ロバート・ドーンニック、ストゥ・ネイハン
撮影:ビル・バトラー
編集:ジョン・W・ウィーラー、ドン・ジマーマン
音楽:ヴィンス・ディコーラ
主題歌:サバイバー
テーマ曲:ビル・コンティ
配給:カルチャヴィル/ガイエ
2021/アメリカ/94分/5.1ch/ワイドスクリーン(シネスコ 2.35:1)/原題:Rocky IV: Rocky vs. Drago
(c)2021 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.culture-ville.jp/rocky4
公式Twitter:@rockyvsdrago_jp