『吉祥寺ルーザーズ』増田貴久の“前を向く力”が強い 謎の多い聡の物語が動き出す予兆も
東京・吉祥寺の謎めいたシェアハウスに暮らす、人生の負け組6人の日々を描いた『吉祥寺ルーザーズ』(テレビ東京系)の第7話は、題するならば“ルーザーズ版『男はつらいよ』”。いつもおちゃらけていて、住人たちにもいじられている幡多(片桐仁)の意外な一面が明らかになった。
芸人を目指している幡多は、オーディションを受け続けるも落選続き。シェアハウスの住人はそんな幡多を叱咤激励していた。そんな中、幡多に妹の弥生(藤井美菜)から“近く結婚する”と連絡が。“確認したいことがあるから”とシェアハウスを訪れた弥生は、来て早々、幡多に「今、何の仕事をしているのか」と尋ねてきた。家柄がいい婚約者の両親が、幡多の職業を気にしていて、場合によっては結婚を許さないと言っているというのだ。
芸人としての収入はゼロ、芸歴も素人並み、年齢も高めという幡多の状況を考えると、“まともな職についてほしい”という弥生の願いは正論だ。弥生には「次のオーディションには合格してテレビに出てやる!」と豪語した幡多も、自分の夢と世間的な体裁、妹の結婚話に挟まれて多少は迷っただろう。そこに聡(増田貴久)の言葉が突き刺さった。「できることはなんでもしましょう!」。
聡はとにかく“前を向く力”が強い。どうにかして、妹の結婚も、幡多の夢も叶えようとする聡の姿をきっかけに、幡多は動画サイトにネタをあげはじめる。そしてその撮影も親身に手伝ってくれる聡に、幡多はある“秘密”を打ち明けたのだ。