『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』脚本家、「続編のアイデアはある」
5月20日より配信開始された、ディズニープラスのオリジナル長編映画『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』の脚本家らは、すでに続編のアイデアがあることを明かしている。
1989年より始まったテレビシリーズに基づく、約30年ぶりのリブート作品となる本作では、テレビシリーズの終了後、全く異なる人生を送っていたチップとデールの姿が描かれ、実写、CG、2Dアニメーションの“3つの世界”が入り混じる物語となっている。
ザ・ロンリー・アイランドのアキヴァ・シェイファーが監督を務め、ダン・グレガーとダグ・マントが脚本を担当。チップの声をジョン・ムレイニー、デールの声をアンディ・サムバーグが務めるほか、セス・ローゲンやJ・K・シモンズ、キキ・レインらも参加している。
配信開始から間もない本作だが、ファンの間ではすでに話題を呼んでおり、続編やスピンオフに対する期待の声も多い。脚本を担当したグレガーとマントは、先日ComicBook.comのインタビューに応じ、続編の可能性について言及した。
マントは、「私たちがこの映画でつくり始めた世界には、まだたくさんの語るべきことがあると思います。また、私たちが掘り下げたいキャラクターも、すでに登場しているキャラクターの物語も、まだ序章に過ぎないのです。もし、視聴者の皆さんがこの映画を気に入ってくださり、ディズニーが意向を示せば、より多くのことが語られるでしょう」「私たちにはアイデアがあります。そしてこれらのテーマのいくつかを、異なる手段で掘り下げ続ける方法があると思います」と、続編についてのアイデアがあることを明かした。
また、「ほかのディズニーリブート作品とは異なり、『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』は、リブート作品の本質そのものに疑問を投げかけることを目的としています。このメタ的な解説により、この映画は、ディズニープラスでみられるほかの作品とは大きく異なるものとなりましたが、それこそがこの映画を印象づけるものとなっているのです」と、本作へのこだわりを語った。
グレガーは、「このプロジェクトの発端とコンセプトは、『なぜ私たちは、このような映画を作り続け、なぜこのような古い作品を作り直し続けるのか』について、改めて自分たちに問い質してみました。そして、それらの疑問や悩みを、登場キャラクター本人たちに投じてみてはどうか、という結論に至りました。(そのようにして)彼ら(登場キャラクター)を、洗礼されたベテラン俳優として、その文化に参加した場合にのみ、正統な評価と妥当性が与えられる、ハリウッドの世界で生きていると捉える、この映画の全体コンセプトを開くことになったのです」と語った。
先日(米現地時間5月2日)開催された『ドクター・ストレンジ/マルチバース ・オブ・マッドネス』のワールドプレミアでは、「どんな“マルチバース”であってもレッドカーペットは逃さない」と、しっかりとレッドカーペットに立っていたチップとデール。
彼らの新たな冒険の続編に期待したい。
参照
https://screenrant.com/chip-dale-rescue-rangers-2-movie-sequel-ideas/
https://comicbook.com/movies/news/chip-n-dale-rescue-rangers-sequel-hopes-writers-interview/
https://comicbook.com/marvel/news/chip-n-dale-rescue-rangers-doctor-strange-in-the-multiverse-of-madness-red-carpet/
■配信情報
『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』
ディズニープラスにて独占配信中
監督:アキヴァ・シェイファー
プロデューサー:トッド・リーバーマン、デヴィッド・ホバーマン
出演:ジョン・ムレイニー、アンディ・サムバーグ、セス・ローゲン、J・K・シモンズ
原題:Chip & Dale: Rescue Rangers
(c)2022 Disney