間宮祥太朗主演『破戒』場面写真15点公開 恋心を寄せる石井杏奈、親友の矢本悠馬らの姿も

 7月8日より公開される映画『破戒』の場面写真が公開された。

 1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督の手により映画化された島崎藤村の小説『破戒』。今回の映画化では、映画『東京リベンジャーズ』やドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)に出演する間宮祥太朗が主演を務め、自らの出自に苦悩しつつも、最後にはある決断をする主人公・丑松に扮する。

 相手役の志保を演じるのは、石井杏奈。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない慎ましい女性役に挑む。さらに、矢本悠馬が悩める丑松を支える親友・銀之助役を務めるほか、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子らが共演に名を連ねた。

 舞台は、まだ身分制度の影が残る明治後期。丑松は、自分が被差別部落出身ということを隠して、ある小学校の教員として奉職する。彼は、その出自を隠し通すよう、亡くなった父(田中要次)からの強い戒めを受けていた。出自を隠していることに悩み、士族出身の女性・志保との恋に心を焦がす丑松。次第に学校では丑松の出自についての疑念が抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになる。苦しみのなか丑松は、被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒。猪子の演説会で丑松は強い感動を覚えるが、演説後、猪子は政敵の放った凶刃により命を落とす。この事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へ立とうとする。

 公開された場面写真には、主人公の丑松をはじめ、石井演じる志保、親友の銀之助など、丑松の周囲の人々の姿が切り取られている。

■公開情報
『破戒』
7月8日(金)より、丸の内TOEIほか全国公開
出演:間宮祥太朗、石井杏奈、矢本悠馬、高橋和也、小林綾子、七瀬公、ウーイェイよしたか(スマイル)、大東駿介、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、眞島秀和
原作:島崎藤村『破戒』
脚本:加藤正人、木田紀生
監督:前田和男
音楽:かみむら周平
制作:東映株式会社
制作協力・配給・宣伝:東映ビデオ株式会社
制作プロダクション:東映株式会社京都撮影所
(c)全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
公式サイト:http://hakai-movie.com/

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