『恋マジ』男性陣は“メンヘラ製造機”!? 松村北斗、岡山天音、藤木直人、三者三様の魅力

「恋って、ほかに何もいらなくなるんだ」

 恋愛において、最も難関な生活との“両立”が描かれた『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系)第5話。ついに柊磨(松村北斗)と身も心も結ばれた純(広瀬アリス)は、初めての恋に溺れていく。

 恋愛にはその人のバランス感覚が問われる。かつて純がポリシーにしていた「恋愛は究極の無駄づかい」とはまさに言い得て妙であり、恋愛に気力も体力も奪われ、他のことが疎かになってしまうことも少なくない。そんな恐れていたことが(もはや、それすらも忘れて)現実になってしまう。

 意外にも0か100の極端な思考の純は、寝ても覚めても柊磨(松村北斗)でいっぱい。仕事にも身が入らず、会議でもうわの空。挙げ句の果てには突然柊磨に会いたくなって、真夜中に押しかける始末だ。一方、キス止まりの関係を一歩先に進めようとしていたアリサ(飯豊まりえ)は克巳(岡山天音)を押し倒すも、「セックスは終わりの始まり」と拒否されてしまう。そして、純にもその“終わり”を感じさせる出来事が。誰にでも優しい顔を見せる柊磨に不安を覚え始めた矢先、「サリュー」にひな子(小野花梨)の姿があったのだ。

 自分にまだ未練がある様子のひな子に変わらぬ態度で接する柊磨。彼にしてみれば、もはやひな子は大切なお客様の一人なのかもしれないが、激しい嫉妬に飲まれそうになった純はまた柊磨を避けるように。そんな中、純は響子(西野七瀬)の家で開催されるホームパーティに参加する。家にはなぜか料理の手伝いで要(藤木直人)も来ていた。

 実は、夫・敏彦(味方良介)との夜の生活に悩んでいた響子。今の純と柊磨のように燃え上がるような関係を経て、二人の間にはセックスがなくなった。響子は穏やかな生活を送る上で仕方がないと自分を納得させながらも、人知れず寂しさを抱えていたのだ。そこに要が現れた。妻という側面からではなく、ひとりの人間として真正面から向き合ってくれる要に響子はどんどん惹かれていく。今回のパーティはそんな響子の思いを知り、二人の距離を近づけようとアリサが画策したものだった。しかし、パーティの途中で敏彦が帰宅。夢から強制的に醒まされてしまった響子の寂しそうな笑顔が切ない。

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