大島美優インタビュー&スタッフの対談で迫る、「ちゃおガールオーディション」の独自性

 小学館発行の少女漫画雑誌『ちゃお』の専属モデルを決める「ちゃおガールオーディション」。グランプリ受賞者には芸能事務所アミューズへの所属も約束されているこのオーディションは、2007年に開始されて以来、菊地最愛、山田杏奈、新谷ゆづみら、数多くの原石を見つけ、輩出してきた。そして現在、「ちゃおガール2022☆オーディション」の募集が5月8日まで行われている。

 リアルサウンド映画部では今回、そんな「ちゃおガールオーディション」に迫るインタビューを実施。「ちゃおガール2018☆オーディション」で準グランプリを受賞し、現在TBS日曜劇場『マイファミリー』に出演している大島美優のインタビューと、「ちゃおガールオーディション」スタッフによる対談の2本立てでお届け。対談には、現在の「ちゃおガールオーディション」を主催する小学館「ちゃお編集部」のイベント担当・稲垣奈穂子氏、長年パートナーとして本オーディションに携わる総合エンターテインメント企業アミューズのアーティスト開発部育成プロジェクト室・染矢都香氏に参加してもらった。

大島美優インタビュー

ーー「ちゃおガールオーディション」に応募したきっかけを教えてください。

大島美優(以下、大島):もともと芸能活動に憧れていて、お母さんが『ちゃお』のオーディションがないか探してくれたのがきっかけです。オーディションの存在に気づいたのが最終日ギリギリで、急いで写真を撮って応募しました。

ーーいつから芸能活動に興味を持っていましたか?

大島:幼稚園に入った時に、お遊戯会でお芝居をして楽しいなぁと思って。その時に放送されていた『マルモのおきて』(フジテレビ系)の芦田愛菜さんを見て、いつか同じ業界に入りたいと考えるようになりました。しかも、芦田さんはお仕事と勉強をきちんと両立されていて、当時からずっと尊敬しています。

ーーでは、憧れの俳優は芦田愛菜さん?

大島:はい。あとは、清原果耶さんも大好きです。

ーー清原さんとは『ファイトソング』(TBS系)で共演していましたね。

大島:そうなんです。初めは藤原さくらさんの幼少期という設定しか知らなかったので、合格してから「清原さんが主演です」と聞かされてびっくりしました。

ーーそうだったんですね(笑)。以前から『ちゃお』は読んでいたんですか?

大島:読んでいました。まいた菜穂先生の漫画が特に好きで、「ちゃおガールオーディション」のファイナリストに選ばれたら、まいた先生とお茶会ができるという特典があったんです。だから、「絶対にまいた先生に会いたい!」という気持ちでオーディションに臨みました。

ーーまいた先生の著作の中では、どの作品が好きですか?

大島:『12歳。』シリーズがとても好きで、今連載している『大人はわかってくれない。』も読んでいます。小・中学生の女の子が恋をしたり、友達との関係で悩んだりという等身大のラブストーリーで、共感できる部分も多いです。

ーーちゃおガールで仲の良い人はいますか?

大島:よく会うのは、並木彩華ちゃん。あとは、同い年で加藤ここなちゃんと吉川みあちゃんという子がいて、会う機会は少ないんですが、気が合うし、喋りやすいなぁと思っています。

ーーちゃおガール同士での交流も多いんですね。

大島:そうですね。共演する機会もありますし、何かと連絡を取りあっています。

ーー一緒に仕事をした中で、印象的だった人はいますか?

大島:やはり今『マイファミリー』(TBS系)で共演している二宮和也さんと多部未華子さんです。多部さんはかわいらしい方で、撮影現場でもみんなの癒しになっているし、二宮さんはカメラが回っていない間もずっと喋っていて、キャストもスタッフさんもみんな二宮さんの周りに集まっています。同じ空間にいるだけで「あぁ、すごいなぁ」って圧倒されています(笑)。

ーー『マイファミリー』への出演が決まった時はどんな気持ちでしたか?

大島:オーディションの期間、ずっと友果(大島美優)のことを考えて過ごしていたので、「受かりました!」と言われたときに、「本当に私なんだ」とびっくりしました。初めてのレギュラー出演だったので、とても嬉しかったです。

ーー『マイファミリー』の放送を観ていかがですか?

大島:温人(二宮和也)と美知留(多部未華子)が誘拐された友果のことをすごく心配していて、テレビを観ながら「ママ……! パパ……!」ってなってました。

ーーこのお仕事を始めて良かったなと思うことはありますか?

大島:ちゃおガールの友達をはじめ、色々な人間関係が広がったというのと、お芝居が好きなので、演技のレッスンを受けられたり、お仕事ができたりすることが嬉しいです。あとは、憧れの方々に会う瞬間はいつもドキドキしますが、すごく楽しいです。

ーー今回「ちゃおガール2022☆オーディション」が開催されますが、オーディションを受けようか悩んでいる子にどんなメッセージを伝えてあげたいですか?

大島:まずは思い切って挑戦してみてほしいです。私も初めは緊張していたんですが、先輩ちゃおガールたちがとても親身になってくれたので、自分もこれから入ってくる子たちに優しく接してあげたいなと思います。

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