『マイファミリー』二宮和也の“計画”に視聴者も騙される 先読みできない展開は新章に突入

 身代金受け渡しゲームふたたび。『マイファミリー』(TBS系)第3話では、第1話ですんでのところで失敗した身代金の受け渡しに挑んだ。ただし、今回はプレイヤー変更があった。温人(二宮和也)と未知留(多部未華子)に代わって、温人の母・麻由美(神野三鈴)と義父の牧村(大友康平)が身代金を運ぶ係を担う。

 一方、麻由美たちは葛城(玉木宏)に依頼されて鳴沢家の内情を警察に知らせることになり、図らずも鳴沢家と警察の二重スパイにされてしまう。温人が警察に探知されずに犯人と連絡を取る方法として選んだのは「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」が運営するアプリゲーム。ゲーム内で犯人のアカウントと連絡を取り合えば、警察も簡単に手を出せないと考えた。仮想世界と現実、嘘と本音の狭間で家族の愛が試された。

 いまさらながら『マイファミリー』というタイトルが、それぞれにとっての家族を意味していることに気付かされた。友果(大島美優)が温人と未知留にとってかけがえのない存在であるのと同じように、麻由美や牧村にとって温人と未知留は家族である。「私たちがやってることは正しいんですかね?」と言って、麻由美は息子を裏切って警察に協力することへの疑問を口にする。「警察じゃなくて、子どもを信じるべきだったんじゃないかって」。牧村の答えは、「友ちゃんが戻ってきたら、未知留と温人君に土下座して謝りましょう。騙してごめんって」。辛くないわけがない。良心の葛藤に苛まれながら懸命に駆け回る麻由美たちの姿は、第1話の温人たちと二重写しになって見えた。

 誘拐事件の真相について様々な考察が飛び交う中、温人に反発する友果が起こした狂言誘拐という説と、香菜子(高橋メアリージュン)と阿久津(松本幸四郎)が「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」を乗っ取るために仕組んだという説があった。第2話で電話越しに聞こえた友果の様子を踏まえると、前者の可能性は低そうだが、後者については第3話に思わせぶりな描写があった。温人たちをオフィスに迎えた直後、香菜子は阿久津に「計画通りに進んでいます」と報告する。首謀者は香菜子たちかと息巻いたが、結果から言えばこれはミスリードだった。

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