『ドクター・ストレンジMoM』のカギを握る? サム・ライミらが語るアメリカ・チャベス

 5月4日に全国公開される『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場する新キャラクターのアメリカ・チャベスについて、監督のサム・ライミと主演のベネディクト・カンバーバッチが語った。

 本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』などのマーベル・シネマティック・ユニバース最新作。トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズを手がけたライミが監督を務めた。

 元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジは、禁断の魔術によって今とは異なる世界へ通じる扉を開けてしまった。そこは無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールド。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』での激戦の後、この謎に満ちたマルチバースの世界からの新たな脅威が人類に迫る中、ストレンジの前に立ちはだかるのは、最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”だった……。

 元天才外科医にして上から目線の最強魔術師ドクター・ストレンジが、多くの謎に包まれた無数のパラレルワールド、“マルチバース”を舞台に、新たな脅威へと立ち向かう予測不能な物語が描かれる本作。そんな中、物語のカギを握る新キャラクターとして登場するのが、ティーンエイジャーの少女“アメリカ・チャベス”。監督のライミらによって、“マルチバースの謎を明かし、ストレンジの新たな一面を引き出す超重要キャラクター”であることが語られた。

 ドクター・ストレンジは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』での壮絶な死闘を経て、アイアンマン、キャプテン・アメリカが去った今のアベンジャーズの次代のリーダーとして目され、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でもスパイダーマン(トム・ホランド)のメンター的な存在として活躍。本作では、ストレンジが禁断の魔術によって、無限の可能性が存在する“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールドへ通じる扉を開けてしまった後の世界が描かれていく。

 ライミ監督は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界においても重要な本作で登場する新キャラクターについて、「“アメリカ・チャベス”は新たなヒロインとして、若者ならではのユニークな視点を持ち込んでいくんだ。堅苦しくて無口なドクター・ス トレンジにとって、興味深い対照的なキャラクターだよ。彼女は、ストレンジが、自分は尊敬されるに値すると信じているようには彼のことを尊敬しない新鮮な存在なんだ。ストレンジは彼女からマルチバースについて学んでいくんだよ」と、マルチバースの謎を解く重要キャラクターであることを説明。チャベスは、“マルチバースを行き来できる”という特殊能力を持ち、その能力ゆえに敵から狙われ、壮絶な戦いに巻き込まれていくことに。一方で、明るく物怖じしない性格も持ち合わせており、ちょっぴり傲慢さもみられるストレンジにも臆 することなく接し、ストレンジの新たな魅力を引き出す存在としても注目されている。

 ストレンジ役のカンバーバッチも、「ストレンジにとって、本作では多くの自己発見があるんだ。この映画では本質的な彼の本性も明かされていくよ」と語っており、本作では新キャラクターのチャベスと関わる中で、これまで見せたことのないストレンジの一面も明かさ れていくようだ。

 そんなチャベスを演じるのは、ドラマを中心に活躍する新鋭ソーチー・ゴメス。TikTokではダンス動画などを投稿し、約120万人のフォロワーを持つ。15歳という若さでMCUの仲間入りを果たしたゴメスは、「私はMCUの大ファンで、本作に出られることを誇りに思うし興奮している! 本当にラッキーだと思う」と喜びを語っており、エターナルズやシャン・チー、ムーンナイトなど新たなヒーローが登場するMCUにおいて、今後の活躍が期待される存在として注目が集まっている。

■公開情報
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
5月4日(祝・水)公開 
監督:サム・ライミ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、ベネディクト・ウォン/レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、ソーチー・ゴメス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2022

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