『ちむどんどん』メインビジュアル公開 「希望の光で満たされることを心から願って」

 4月11日より放送が開始する2022年度前期NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』のメインビジュアルが公開された。

 朝ドラ第106作目となる本作は、個性豊かな沖縄四兄妹の、本土復帰からの歩みを描く、笑って泣ける朗らかな50年の物語。連続テレビ小説『マッサン』、『昭和元禄落語心中』などを手がけてきた羽原大介のオリジナル作品となる。主人公・比嘉暢子を黒島結菜が演じ、「語り」を沖縄県出身のジョン・カビラが担当する。

 公開されたメインビジュアルは、「だいじょうぶ。ほら、見ていて。」のキャッチコピーとともに、主人公・暢子を演じる黒島の笑顔が印象的なデザインとなっている。クリエイティブ制作を手掛けた森江康太は、「今回のメインビジュアルでヒロインの奥に広がる景色は、備瀬のフクギ並木という場所です。フクギ並木のトンネルを抜けた海の向こうには、ニライカナイ=理想郷があると言われます。かつての沖縄。そして、今現在も世界の一部で。辛く悲しい現実に苦しむ人々の未来が、希望の光で満たされることを心から願っています」とデザインに込めた思いを明かしている。

森江康太(クリエイティブ制作)コメント全文

2021年の初頭に『ちむどんどん』のクリエイティブ制作の依頼を頂き、まず最初に沖縄の歴史を調べました。
知れば知るほどに、この美しい島に刻まれた辛い過去と、それを乗り越えてきた沖縄の人々の強さに心を打たれました。
今回のメインビジュアルでヒロインの奥に広がる景色は、備瀬のフクギ並木という場所です。
フクギ並木のトンネルを抜けた海の向こうには、ニライカナイ=理想郷があると言われます。
かつての沖縄。そして、今現在も世界の一部で。
辛く悲しい現実に苦しむ人々の未来が、希望の光で満たされることを心から願っています。

今回のメインビジュアルを作るにあたって、各分野のトップクリエイターに多大なる尽力を頂きました。
ここに感謝申し上げます。

カメラマン/杉田知洋江
レタッチ/佐藤加奈子
ヘアメイク/古久保英人
スタイリスト/浜木沙友里
アートディレクター/小杉幸一
クリエイティブプランナー/的場敬紀

沢山の歓喜と熱意によって作り出された「ちむどんどん」を是非楽しんでください!

森江康太(MORIE Inc.)

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
NHK総合にて、4月11日(月)より放送
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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