フローレンス・ピュー、『DUNE』続編に出演交渉中 マドンナ役オーディションにも参加

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)の続編となる『Dune: Part Two(原題)』にフローレンス・ピューが出演交渉中であることが、The Hollywood Reporterなどで報じられた。

 『DUNE/デューン 砂の惑星』は、フランク・ハーバートによる小説を再映画化した、宇宙を舞台にした壮大な物語。全米オープニング興収4100万ドルを突破するなどの記録を残し、第94回アカデミー賞では作品賞や撮影賞を含む10部門でノミネートされている。

 ピューは、アリ・アスター監督によるフェスティバルスリラー映画『ミッドサマー』(2019年)で主演を務めたほか、マーベル・スタジオ作品『ブラック・ウィドウ』(2021年)に出演するなど、数々の作品で活躍をみせており、『Dune: Part Two(原題)』では、皇帝シャダム4世の娘、イルーラン姫役で出演交渉中であるという。

 『Dune: Part Two(原題)』では、前作に続きティモシー・シャラメが再び主演を務めるほか、ゼンデイヤ、ハビエル・バルデム、レベッカ・ファガーソンらも続投予定。ピューの出演が決定した場合、ピューとシャラメは『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019年)以来の共演となる。

 The Hollywood Reporterによると、続編の脚本が改稿中であり、最新の原稿を待っているため、正式な契約はまだ結ばれていない状態であるという。また、米レジェンダリー・ピクチャーズは、本作について夏の撮影開始を目標としているが、ピューは、マドンナの伝記映画の主演候補としても名前が挙がっているため、スケジュールは未定であるという。

 マドンナ自身が監督と共同脚本を務める彼女の伝記映画では、ピューのほか、ジュリア・ガーナー、アレクサ・デミー、オデッサ・ヤング、エマ・レアードなどが主演の有力候補に挙がっている。オーディションに詳しい関係者によると、女王“マドンナ”の座を獲得するためのオーディションは酷なものだそうで、振付師と1日11時間にも及ぶ厳しい振付セッションに参加し、そのあとマドンナ本人とのセッションがあるほか、マドンナとの本読みや、歌のテストなども行われるそう。また、主役に選ばれた場合、撮影に向けて厳しいトレーニングを受ける必要があるとのこと。

 ダンサーの母、俳優兼ミュージシャンである兄を家族にもつピューは、俳優としてデビューする前からYouTubeでアコースティックギターの弾き語りを披露しており、その歌声も高く評価されている。俳優としての演技だけではなく歌唱力にも定評のあるピューがマドンナの座を勝ち取った場合、彼女の多才な姿が見られることが期待される。

 さらにピューは現在、クリストファー・ノーラン監督最新作『Oppenheimer(原題)』の撮影にも参加しており、そのほかディズニープラスのマーベルドラマシリーズ『ホークアイ』にも出演するなど、その勢いは止まらない。今後も彼女のさらなる活躍に期待が寄せられる。

 『Dune: Part Two(原題)』は、2023年10月20日全米公開予定。

参照

Florence Pugh in Talks to Join Timothee Chalamet in ‘Dune: Part 2’
The Search for Madonna: Inside the Auditions for the Material Girl’s Biopic
Before ‘Little Women’ and ‘Midsommar,’ Florence Pugh Was a YouTube Performer (Watch)

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