深川麻衣、秋田汐梨も登場　『HU35』ファイナリスト5作品の予告編＆キービジュアル公開

　『Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ』のグランプリを競い合うファイナリスト5作品のキービジュアルと予告映像が公開された。

　本プロジェクトは、オンライン動画配信サービス「Hulu」を運営するHJホールディングス株式会社が、2021年3月31日から2022年3月にかけて開催する、35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘＆育成プロジェクト。

　「ファイナリスト選考会」での選考後、映画制作のプロのサポートを受け、Huluで配信する「映像作品」の制作を進めてきた5名のファイナリスト。公開された5点のキービジュアルには各作品のストーリーの特性を活かされ、予告映像には15秒に各作品の見どころが収められている。制作過程に密着したドキュメンタリー予告には、5人のファイナリストたちが監督として映像制作に向き合う姿が映し出されている。

　近藤啓介監督『脱走球児』は、今まで野球しかしてこなかった2人の強豪校の高校球児が寮を脱走することからはじまり、誰にでも起こりうる瞬間をオフビートな笑いで紡ぐ青春ドラマ。予告では、野球部員である本田セイジ（櫻井健人）が後輩の遠藤まさお（木戸大聖）に緊張しながらも発した「行く？　一緒に」という脱走の誘いをきっかけに、2人が野球以外の世界に初めて足を踏み出していく姿が映し出されている。

　老山綾乃監督『まんたろうのラジオ体操』は、社会問題をエンターテインメントに潜ませた作品で、“生きづらさ”を感じている女性が人生を再起動させる物語。予告では、ADの仕事に疲れ切った主人公・さくら（片山友希）とは対照的に、のびやかにラジオ体操をする老人・万太郎（長塚京三）の姿が映し出されている。

　上田迅監督『速水早苗は一足遅い』は、思い通りにいっていなかった監督自身のこれまでの人生を投影し、少しの元気と明日の活力を与えられる人間ドラマ。何をやっても人より一足遅いことで損をしていると嘆く主人公・速水早苗（深川麻衣）は、仕事でもプライベートでも人生が思い通りにうまくいかない。けれども、早苗と出会うフード配達員・柏木翔平（泉澤祐希）の「遅くても勝利をあきらめなかった」という助言から“一足遅い”ことの利点に気づき、自分なりの幸せを見つけ成長していく姿が映し出された映像となっている。

　幡豆彌呂史監督『鶴美さんのメリバ講座』は、未経験者ならではのフレッシュな感性で描かれる、”腐女子”でバッドエンド好きの主人公による青春ラブコメディ。予告では、学校一の美少女であり、バッドエンドが大好きな腐女子の主人公・鶴美環奈（秋田汐梨）が、「これぞ！　バッドエンドーー！」と快活に叫ぶシーンから収められている。

　吉川肇監督『瑠璃とカラス』は、昼間と夜間で、同じ校舎の同じ座席に座るいじめられっ子とヤンキーが、交換ネタノートをきっかけにタッグを組み、青春を切り拓くドラマ。予告では、いじめられっ子の優等生ラク（島村龍乃介）とカリスマヤンキー・マイキ（中山慎悟）が対称的に登場。出会うはずのなかった2人が1冊のノートを通じて漫才コンビを組み、お笑いを通して人生を一変させていく様子が描かれていく。

　なお、ファイナリストの中からグランプリが選ばれる最終審査と授賞式は3月22日に開催される。

■Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ（通称：HU35）概要
「HU35 ファイナリスト作品」制作準備
制作期間：2021年8月～2022年2月
「HU35ドキュメンタリー」配信：2022年2月4日（金）より開始
「HU35ファイナリスト作品」配信：2022年2月18日（金）より開始
最終審査・グランプリ発表・授賞式：2022年3月
主催・企画・製作／HJホールディングス株式会社
制作・運営／東京テアトル株式会社
公式サイト：http://HU35.jp/
公式Twitter：https://twitter.com/U35_hulu

＜ファイナリスト5作品＞ 
・『脱走球児』近藤啓介、28歳　職業：映画監督
・『まんたろうのラジオ体操』老山綾乃、23歳　職業：テレビ制作
・『速水早苗は一足遅い』上田迅、33歳　職業：演出家
・『鶴美さんのメリバ講座』幡豆彌呂史、20歳　職業：大学生
・『瑠璃とカラス』吉川肇、27歳　職業：テレビ制作