ジェームズ・フランコ、3年前の性的虐待について語る 親友セス・ローゲンにも言及
俳優・映画監督のジェームズ・フランコが、2018年に明らかになった性的虐待疑惑について初めて詳細に語った。
2001年にテレビ映画『DEAN/ディーン』でゴールデングローブ賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』(2002年)にも出演していたフランコ。
フランコは、今回のインタビューで、自分の名声を利用して女性らを誘ったこと、自身の経営する演劇学校「Studio4」(現在は閉鎖中)の生徒と性的関係にあったことを認めている。
フランコは先日公開されたシリウスXMラジオの「The Jess Cagle Show」の中で、自身の行動が10代の頃から苦しんできた依存症の延長線上にあったと説明。17歳の時、フランコは自身のアルコール依存症をなんとかコントロールすることに成功したものの、代わりに他の手段で心の穴を埋めるようになったと告白した。さらにフランコは、2018年に行われた告発に関してなぜ今になって発言をするのかと問われると、当時について「何かを言うべきタイミングとは思えなかった」と語る。
フランコはこのインタビューで「人を傷つけたかった」わけではないが、自分の行動をコントロールできなくなり「みんなを傷つける」ところまで来てしまったことを認めている。彼が傷つけてしまった人物の中には長年の友人で俳優のセス・ローゲンも含まれており、彼は5月のインタビューで「フランコと再び仕事をする予定はない」と宣言している。フランコもまた、「これだけは言わせてほしい。僕はセスが大好きだよ。彼は僕の最も親しい友人であり、協力者でもある。僕らは意気投合したし、彼が言ったことは本当。今は一緒に仕事をしていないし、一緒に仕事をする予定もない」と話した。
フランコの俳優、映画監督としてのキャリアは、スキャンダル発覚後、ほぼストップ状態であり、演劇学校「Studio4」も2017年に閉鎖された。フランコは今年2月に複数の元生徒との訴訟において示談が成立している。