『恋です!』涙のクランクアップ 杉咲花、杉野遥亮、鈴木伸之ら出演者が思いを語る

 12月15日22時より日本テレビ系で最終回が放送される水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』がクランクアップを迎えた。

 漫画『ヤンキー君と白杖ガール』(うおやま/KADOKAWA)をドラマ化した『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキーの2人が繰り広げる、新世代ラブコメディー。光と色がぼんやりわかる程度の弱視の盲学校生ユキコを杉咲花、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生を杉野遥亮が演じている。

 主人公・ユキコを演じた杉咲と、父・誠二役の岸谷五朗、姉・イズミ役の奈緒は同時にクランクアップ。最後は赤座家でタブレットに入れた写真を家族で見るシーンとなった。スタッフからの「オールアップです!」の声と拍手とともに、スタジオにJUJUの主題歌「こたえあわせ」が流れる中、3人に花束が贈られた。

 奈緒は感動の涙を流しながら、「『恋です!』にすごく支えられていた3か月でした」とコメント。岸谷も目を潤ませながら、「作品を見てくださった方が、心がほっこりして辛いことを忘れて幸せになれる、まさに今の時期に必要だった作品だと思います」と思いを語った。

 そして主演の杉咲は「本当にありがとうございました」と声を振り絞るも、思いが溢れ号泣。それでも奈緒に背をさすられ、岸谷が「ゆっくり落ち着いてからでいいからね」と優しく声をかけると笑顔を見せ、「撮影中、自分の想像以上に心が動くことのできた瞬間が何度もあって、そして、ドラマを楽しみにしてくださる方々が本当にたくさんいて。こんなにも奇跡のようなことが起きたのは、間違いなく、どんな日も現場を明るい場所にしてくださったスタッフの皆さんのおかげだと思っています」と感謝の思いを述べた。

 また、獅子王を演じた鈴木伸之は、この日の朝、イズミ(奈緒)とともにジョギングをするシーンでクランクアップ。鈴木は「この作品は一視聴者としても大好きになりましたし、獅子王という役も、皆さんに愛していただけるキャラクターになったんじゃないかと思っています」と充実の表情で語った。

 そして、森生を演じた杉野のクランクアップはその前日に行われた。最終シーンは体調を崩した獅子王(鈴木伸之)のマンションを訪ねる場面。最終シーンを撮り終え、「杉野遥亮さんオールアップです!」の声がかかると一同から歓声と大きな拍手が。思わず涙を流す杉野に、監督から花束が贈られた。

 杉野は撮影を振り返り、「本当にめちゃくちゃ好きな現場でした。初めてこんなに大きな役をいただけて、挑戦したいと、勝手に皆さんの胸を借りさせていただきました」と思いを語った。

■放送情報
『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:杉咲花、杉野遥亮、鈴木伸之、奈緒、岸谷五朗、田辺桃子、細田佳央太、戸塚純貴、ファーストサマーウイカ、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、生見愛瑠
原作:『ヤンキー君と白杖ガール』(うおやま/KADOKAWA)
脚本:松田裕子
演出:内田秀実、狩山俊輔
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:森雅弘、小田玲奈、鈴木香織(AX-ON)
主題歌:「こたえあわせ」JUJU(ソニー・ミュージックレーベルズ)
(c)日本テレビ

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