『カムカムエヴリバディ』雉真家に不穏な予感 上白石萌音の複雑な表情が意味するもの
安子はきぬに、正直な気持ちを打ち明けた。大阪での暮らしは食べていくのに精いっぱいで大変だった。けれど安子は「あの暮らしが幸せじゃった。あのままでおりたかったって思うてしまうんじゃ」と言う。事故でるいの額に傷を負わせてしまった負い目もあって岡山に帰ってきたが、るいと2人でおはぎを作り、「カムカム英語」を聴き、一緒に歌って笑う日々が、安子には何よりも大切なものだったのだ。
きぬはこれまでと変わらぬ笑顔で、岡山でもそういう暮らしはできるはずだと安子を励ます。きぬに背中を押され、笑顔を見せた安子。しかし語り部(城田優)は「安子はこれまでと変わらないるいとの関係がいつまでも続くと思っていました」と物語を締めくくった。再び始まった雉真家での生活に不穏な予感がする。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:上白石萌音、深津絵里、川栄李奈ほか
脚本:藤本有紀
制作統括:堀之内礼二郎、櫻井賢
音楽:金子隆博
主題歌:AI「アルデバラン」
プロデューサー:葛西勇也・橋本果奈
演出:安達もじり、橋爪紳一朗、松岡一史、深川貴志、松岡一史、二見大輔、泉並敬眞ほか
写真提供=NHK