滝沢カレン、“ほぼ初めて”の映画出演に恥ずかしさと安心感 今後の女優業への意欲も

 生田斗真主演の人気シリーズ『土竜の唄』がついに完結。シリーズ3作目にして完結編となる『土竜の唄 FINAL』が現在公開中だ。作品ごとに登場する新キャラクターも話題となる本シリーズ。今回の『FINAL』には、生田演じる菊川玲二の最終ターゲットである轟周宝(岩城滉一)の息子・轟烈雄役の鈴木亮平とともに、バラエティで大活躍中の滝沢カレンが警視庁組織犯罪対策部長の沙門夕磨(通称:サーモン)として新たに登場する。玲二の前に突如現れた謎のフェロモン美女と見せかけ、玲二の土竜(=潜入捜査官)としての資質を試していた優秀な捜査官というギャップのある役柄に挑んでいる滝沢。「ほぼ初めてだった」という映画の仕事で感じたことや、今後の女優業などについて語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

滝沢カレン、“ほぼ初めて”の映画出演となった『土竜の唄 FINAL』を語る 今後の女優業への意欲も

セクシーなシーンは「文字で見たときが一番恥ずかしかった」

ーー映画の出演は久しぶりですよね。

滝沢カレン(以下、滝沢):ほぼ初めてです(笑)。なので、オファーをいただいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。映画を観るのが大好きなので、出るほうにいけてすごく嬉しかったなって思いました。

ーー『土竜の唄』という人気シリーズのラストを飾る作品ということで、驚きもあったのではないでしょうか?

滝沢:もちろんビックリです! だって『土竜の唄』って、存在感があふれるような人たちばかりだったので、なんで自分がこの役に選んでいただけたのかなっていうのは、ずっと思っていました。

ーー轟烈雄役の鈴木亮平さんとともに今回シリーズ初参加となったわけですが、プレッシャーはありましたか?

滝沢:プレッシャーっていうよりは、「この世界観にどうやったら溶け込めるかな」という感じで。前にやってた人がいるというわけではなかったので、どうだったら自分でよかったって思ってもらえるんだろうっていうのは、すごい思っていました。

ーー滝沢さんの初登場シーンは、生田斗真さん演じる菊川玲二にハニートラップを仕掛けるというセクシーなシーンでしたね。

滝沢:あそこに立っているのは私ではなくサーモンさんなので、自分だったら……とかは思わないようにしようと思って。監督が考えているサーモンさんになりたいっていうのが、私のそのときの夢だったので、サーモンさんがセクシーになったらどうなるのかは、全部監督に教えていただきました。

ーー細かい仕草なども三池崇史監督による演出だったんですね。

滝沢:そうです。全部教えてくれたので、三池さんが作ってくれたサーモンさんになれていたらいいなと思います。

ーー恥ずかしさとかはありませんでしたか?

滝沢:恥ずかしさはもちろんめちゃくちゃありました。でも一番恥ずかしかったのは、1人で台本を読んでいるときだったかもしれません。現場に行くと、そうとは感じさせないでくださる生田(斗真)さんがいらっしゃるし、そこで恥ずかしいというよりは、文字で見たときが一番恥ずかしかったです。「え~これをやるの!?」っていう感じでしたね。

ーー最初に台本を読んだときがピークだったと。

滝沢:そうですね。「とにかくこの作品にちゃんと混ざりたい」「仲間に入りたい」っていう気持ちがすごく強かったので。自分のせいで「なんだこいつ」って思われたくないし、サーモンさんのことも悪く言われたくなかったので、自分で頑張るしかないと思いました。

ーーサーモンさんは原作にも登場するキャラクターですが、役作りをする上で原作のイメージは参考にしましたか?

滝沢:原作に寄せることはあまり考えていなくて。やっぱり原作は声がない世界じゃないですか。漫画を読んでいる人の分だけ、読んでる人にとってのサーモンさんがいると思ったので、もちろん姿かたちはみんな同じように見えているとは思うんですけど、言葉の妄想は皆さんの頭の中にあると思っていたので、今回は全部、自分で勝手に決めていかずに、監督さんに委ねる感じでした。

ーー事前に固めて、現場では割とすんなりいった感じだったんですかね?

滝沢:すんなりいってないときもありますね。驚くほど緊張して固まっちゃったこともありました(笑)。事前に監督から役のイメージを聞いたものの、自分で変に作っていってしまったら、全然違う方向に歩いちゃうことがあるかもしれないと思ったので、とにかくどんな動きが来てもセリフだけは忘れないように、完璧にしました。

ーー役柄的にも、サーモンさんは実際の滝沢さんのイメージとはかけ離れたようなキャラクターでしたが、ご自身と近い部分はありましたか?

滝沢:近い部分かぁ……。もしかしたらないのかもしれないです。真逆の人生に入り込んだなっていう気分がすごかったので。あそこまで一生懸命、人を1人ハニートラップにかけてまで暴き出して、試験みたいなことをさせる、その熱意みたいなところも尊敬しました。もちろん、仕事が好きっていう面ではお互い一緒なのかもしれないですけど。サーモンさんは、自分がカッコいいなって思うような、こういう人がいたらいいなっていう感じの人だったので、その人になれたことが嬉しかったです。

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