3枚購入で+1枚ゲット!? 各スタジオ3000以上の洋画旧作から編集部おすすめ3作品を選出

 ユニバーサル、パラマウント、ワーナーの洋画旧作Blu-rayもしくはDVDを3枚購入すると、もれなくBlu-rayかDVDが1枚もらえる「3枚買ったら絶対1枚もらえるキャンペーン」が現在行われている。

 11月1日から2022年1月31日の期間中、3000タイトル以上の洋画旧作Blu-rayまたはDVDを3枚購入すると、もれなくもう1枚がプレゼントされる。

 今回リアルサウンドでは、各スタジオ作品の中から1作ずつ、オススメ作品をピックアップ。キャンペーンに参加する際の参考にしていただきたい。

『エターナル・サンシャイン』

『エターナル・サンシャイン』(NBCユニバーサル)ブルーレイ&DVD発売中

『エターナル・サンシャイン』は失恋をするたびに観たくなる映画である。ある男女の出会いと別れという普遍的な物語なのに、ミシェル・ゴンドリー監督がお得意の魔法をかけたかのようにそれを幻想的に、非現実的に映す。しかし、失恋は、失恋の痛みは現実だ。そのひりつきは、コメディアン俳優としての印象が強いジム・キャリーが全く違う顔を見せながら体現するからこそ、真に迫るものがある。そんな彼とアカデミー賞女優のケイト・ウィンスレットの応酬は他人事のように思えなくて、自分の失恋と照らし合わせて共感したり、もらい泣きしたり。観る時々によって、ジョエルとクレメンタイン、どちらの感情に寄るのかという変化も本作を繰り返し観る醍醐味。もし、ひどいショックを受けた愛の記憶を消せるとしたら、消したいか、残しておきたいか。記憶除去というファンタジックな設定でも、医者による手術という描写に、どこか本当にできてしまいそうな気にさせられる。記憶消去の実行スタッフにもマーク・ラファロやイライジャ・ウッド、キルスティン・ダンストと名優が勢揃い。そこに隠された恋物語も、切なくてやるせない。一つの失恋を軸に描かれる、いろんなキャラクターの恋心と傷心を美しい映像で彩る本作。失恋するたび、忘れたいけど忘れられないという矛盾に、誰よりも寄り添ってくれる一作だ。

『ライフ・イズ・ビューティフル』

『ライフ・イズ・ビューティフル』(パラマウント)ブルーレイ&DVD発売中

1997年に公開されたイタリア映画『ライフ・イズ・ビューティフル』は、第二次世界大戦下、ナチス・ドイツによって強制収容所に送られたとある家族を描いた作品。前半と後半で映像の空気感が変わることでも知られている本作だが、一貫しているのは愛の物語だということ。主人公・グイドはあらゆる“嘘”でもって愛情を表現する。時に運命の女性を射止めるため、時に息子を絶望させないため。そのユーモア溢れる愛情表現は今観てもなお魅力的だ。一方で、彼の嘘は戦争の惨さも訴えかける。暗くて臭い部屋に収容され不安がる息子・ジョズエに「これはゲーム。ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち」と言うグイド。彼のジョークを微笑みながら観ていたはずが、シーンが進むにつれて笑ってなんかいられなくなる。極限状態のなかだからこそ、そのユーモアが痛切に響く。また、幸福な日常が描かれた前半にも「ユダヤ人迫害」の影がチラつくが、それもまた「差別」というものがあらゆる影響によって徐々に広まっていくものであることを明確に表している。

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