堀田真由、『言霊荘』『ほん怖』で土曜の夜に恐怖を誘う 驚きのギャップある表情

 涼しくなった秋の夜長の10月23日は、『ほんとにあった怖い話 2021特別編』(フジテレビ系)と『言霊荘』(テレビ朝日系)が続けて放送されるホラードラマ一色となった。そのどちらの作品にも出演していたのが堀田真由だ。

 『ほん怖』では山崎育三郎が主演を務めた『事故物件A』で妹役として出演。兄に除霊を勧める、言わばアドバイザー的役柄であったが、『言霊荘』第3話では堀田演じるフリーアナウンサーの小宮山綾子が渦中の人物となる。

 この『事故物件A』と『言霊荘』第3話には、奇妙な共通点がある。それは数字。恐怖の13日間がカウントダウン形式で描かれていた『事故物件A』に対して、『言霊荘』でも「スリーアウト」というタイトルで綾子がつく嘘が数えられていく。「嘘は心の麻薬」「仏の顔も三度」ーーコトハ(西野七瀬)の警告もろくに信じずにいた綾子が目の前で起こる恐怖の現象に最後は嘘の報道ができなくなるのだ。

 山崎と同様、徐々に恐怖に歪んでいくその表情が俳優としての見せ所だが、『言霊荘』の場合はホラー作品においては定番の一つとも言える入浴シーン。そして、虚偽報道を迫られる綾子の頭上でスタジオ照明がユラユラと揺れる場面が、恐怖のマックスと言える。

 堀田と主演の西野七瀬は『non-no』の専属モデル同士。番組の公式Twitterやテレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で公開されている動画を見ると、普段の堀田にはどこか穏やかな空気が流れている。しかし、芝居になるとその表情は一変。朝ドラ『エール』(NHK総合)で演じた、主人公・裕一(窪田正孝)を惑わす志津のヒール役としての魔性の微笑みは大きな話題になったが、その延長にある『言霊荘』第2話ラストで見せた怪しげな笑み。さらに、今回の恐怖に沈んでいく表情と素の堀田とのギャップに驚かされるばかりだ。

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