松山ケンイチ、小栗旬は「追いかけていく存在」 『日本沈没』での17年ぶりの共演を語る

松山ケンイチ、小栗旬との17年ぶり共演語る

 放送がスタートした10月期の日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)。田所博士(香川照之)の予測通り、日之島が沈み、関東沈没の前兆が起きてしまった。

 主人公の天海と同じ“日本未来推進会議”のメンバーで、有力な若手官僚のひとりである常盤は、天海と大学の同期で互いを認め合っている仲だ。彼らを演じる小栗旬と松山ケンイチの共演は2004年に放送された『リターンマッチ 〜敗者復活戦〜』(東海テレビ)以来となる。

 天海をサポートする常盤の役割は、小栗が「現場では役柄と同じように僕も助けてもらったなという印象があります」と本人たちの関係性にも重なったとインタビューで明かしていた。松山が現場で「ずっと見ていた」と語った17年ぶりの小栗との共演について、そして本作を通して考え、伝えたいメッセージについて話を聞いた。(編集部)

常盤役で意識する“人を活かすこと”

――ドラマ出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。

松山ケンイチ(以下、松山):今回は、過去に共演させていただいたことのある俳優さんも多かったので、また一緒に仕事ができることがすごく嬉しかったですし、それが一番の楽しみでもありました。

――実際に常盤を演じられて、いかがでしたか?

松山:常盤は経済産業省の職員だけど、未来推進会議では議長役なので、みなさんにちゃんと意見を出してもらえるようにしなきゃいけない。それぞれの省庁の考え方がきちんと真ん中に集まって来るようにできないと、議長は務まらないと思うんですよね。そういう意味で、穏やかさとか、引き出し方とかは、意識してやっていました。

――常盤は若いですし、「会議を活気づけたい」との思いもあったのでしょうか?

松山:常盤の中にも、“人を蹴落として進んでいく”という気持ちはあったのかもしれないですし、(未来推進会議のメンバーは)そうやって集まってきた精鋭たち、というイメージがあります。でも、そういった思いを優先するのではなくて、“人を活かすこと”をずっと考えていました。

小栗旬は「追いかけていく存在」

――小栗さんとは、約17年ぶりの共演です。

松山:ずいぶん時間が経ったので、すごく楽しみにしていました。小栗くんは、僕が10代の頃からすでに活躍されていて、映画やドラマをずっと観ていたので、やっぱり僕の中では追いかけていく存在なんです。だから、あの時はああいう感じだったけど、今はどういう感じで演じるのか、というのをきちんと見て、盗めるものは盗まないといけないなと思っていました。学ぶこともたくさんあると思ったので、立ち居振る舞いとかも含めて、ずっと見ていた感じがします。

――あらためて小栗さんの凄さを感じた部分、またご自身の成長を感じるような瞬間はありましたか?

松山:僕にまったく足りていないなと思うのは、周りへの気配り。でも、常盤にはそれがものすごく必要だったので、小栗くんの現場での立ち居振る舞いをお手本にしていました。ポツンといる人に話しかけたり、本当に周りを良く見ている。空間の中でのアンテナの張り方は、とても参考になりましたし、刺激を受けました。

――ドラマはすでにクランクアップしていますが、小栗さんと達成感を共有されるようなことも?

松山:作品は視聴者の方に観てもらって終わりだと思っているので、クランクアップしても達成感はあまりなくて。ただ、ストーリーの中では天海と常盤が必死になってやったことが、実ったり、実らなかったり、という場面がいろいろと出てくるので、一つひとつの喜びだったり、悔しさだったりは、演技を通して感じていました。それから、重いシーンの撮影が終わった時には、「無事に終わったな」という安心感も共有していたんじゃないかなと思います。簡単な撮影ではなかったですからね。



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