話題作『イカゲーム』で実現 イ・ジョンジェ、パク・ヘスら新旧韓流スターの競演
韓流を牽引してきたベテランを取り囲む新鋭たち
ちなみに、誰も信じない脱北者カン・セビョクを演じたモデルのチョン・ホヨンは、今回大抜擢されてドラマデビューした。最初は40万人ほどだったInstagramのフォロワー数は配信開始から2週間たった9月30日現在、ゆうに700万人超え。「BLACKPINK」ジェニーとの交流も話題となっている。また、セビョクが途中で仲間に誘う240番の女性を演じたイ・ユミも、ファン・ジョンミンの最新映画『人質(原題)』に出演する期待の注目俳優だ。
さらに、ニュースターといえば、ゲームに巻き込まれたらしき行方不明の兄を探す警察官ファン・ジュノを演じたウィ・ハジュンもいる。彼はドラマ『ロマンスは別冊付録』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』やホラー映画『コンジアム』ほか、二面性を持つ連続殺人鬼を演じた『殺人鬼から逃げる夜』が現在公開中の次世代の注目株。赤いジャージに身を包み、看守の1人として秘かに兄の痕跡とゲームの謎を追っていくファン刑事も、バレたら一巻の終わり。だが、その強心臓ぶりは堂々たるもので、演じるウィ・ハジュンの鋭い眼光も相まって強い印象を残している。
そして、そのファン刑事の兄役には、大物俳優のキャスティングが実現した。調べればすぐに分かることではあるが、ここではこれから本作を楽しむ方のために伏せておきたい。とある映画のとあるセリフがヒントになっているので、すぐに気づく人もいるかもしれない。その映画では、権力者たちにいいようにこき使われ、底辺を這いずり回っていた人物を演じていた俳優だ。同作の逆転劇とは違い、『イカゲーム』は泥土を浴びたときのような苦さや痛みと、多くの疑問符を投げかけてくる。
参照記事
※1:[インタビュー]ネトフリ1位「イカゲーム」監督「敗者たちを忘れちゃいけない」|hankyoreh japan
※2:ネトフリ米1位の韓国ドラマ監督、日本映画剽窃疑惑に「台本を先に書いたのは私」|コリア・エコノミクス
■配信情報
Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』
Netflixにて全話独占配信