『おかえりモネ』第21週は「安達奈緒子の“らしさ”があふれた週」制作統括が見どころ語る

 毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』。10月4日からの第21週について、制作統括の吉永証よりコメントが寄せられた。

 本作は、「海の町」宮城県・気仙沼で生まれ育ち、「森の町」登米で青春を送るヒロイン百音(清原果耶)が、“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けてゆく、希望の物語。

 吉永は第21週「胸に秘めた思い」を脚本の安達奈緒子の“らしさ”があふれた週と語り、「百音が5年半ぶりに帰ってきた永浦家。家族は、それぞれに悩みや葛藤があります。未知(蒔田彩珠)で言えば、親しくはなったものの距離を感じる亮(永瀬廉)との関係や、カキ養殖の仕事についての葛藤です。そして未知をはじめ永浦家の人々は、百音によって変化していきます。安達さんとよく話した『百音がいることで周囲が変わる。百音は媒介となる存在』ということです。とはいえ百音は、頼りとする人からのアドバイスで、ある行動をとります」とそのポイントを語った。

吉永証(制作統括)コメント全文

安達さんが書かれる脚本は、重層的です。複数の登場人物の物語が並行して進み、いつの 間にかそれらが重なり合って、響きあっていきます。
第21週「胸に秘めた思い」は、そうした安達さんらしさがあふれた週です。百音が5年半ぶりに帰ってきた永浦家。家族は、それぞれに悩みや葛藤があります。未知で言えば、親しくはなったものの距離を感じる亮との関係や、カキ養殖の仕事についての葛藤です。そして未知をはじめ永浦家の人々は、百音によって変化していきます。安達さんとよく話した 「百音がいることで周囲が変わる。百音は媒介となる存在」ということです。とはいえ百音は、頼りとする人からのアドバイスで、ある行動をとります。耕治、亜哉子、龍己、未知、ふと現れた中学生の女の子、そして百音自身が前に進もうとする姿を描く、第21週「胸に秘めた思い」ご期待ください。

【21週あらすじ】
民宿業を再開したいと考えだした亜哉子(鈴木京香)。それを龍己(藤竜也)は、応援する。一方、未知(蒔田彩珠)は東京の大学で本格的に研究をしないか、という誘いを受けていたが、今の仕事や将来のことなどに思い悩み、断り続けていた。そんなある日、百音(清原果耶)の職場のコミュニティFMに、中学3年生・あかり(伊東蒼)が現れる。授業時間にも関わらず帰ろうとしないあかり。実は、あかりは亜哉子の元教え子だった。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

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