北村匠海が泣き叫ぶ『明け方の若者たち』予告編公開 主題歌はマカロニえんぴつ書き下ろし

 北村匠海主演映画『明け方の若者たち』の予告編が公開された。

 ウェブライターであるカツセマサヒコの長編小説デビュー作を実写映画化する本作は、人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。下北沢、明大前、高円寺……退屈な飲み会で出会った彼女に、一瞬で恋をした。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなはずじゃなかった人生”に打ちのめされる。大都会・東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描く。

 主人公の“僕”役で北村が主演を務め、僕が一目惚れする彼女役を黒島結菜、新入社員の僕の同期で、後に親友となる尚人役を井上祐貴が演じるほか、山中崇、楽駆、菅原健、高橋春織、三島ゆたか、岩本淳、境浩一朗、永島聖羅、木崎絹子、寺田ムロラン、田原イサヲ、わちみなみ、新田さちか、宮島はるか、佐津川愛美、高橋ひとみ、濱田マリが出演。監督を松本花奈、脚本を小寺和久が担当する。

『明け方の若者たち』予告映像

 予告編は、「16文字から始まった、沼のような5年間」という北村本人のナレーションで始まる。「俺といたらきっと楽しいよ」という言葉をきっかけに、デートを重ねるようになっていく“僕”(北村匠海)と彼女(黒島結菜)は距離を縮めながら、“僕”はどんどん彼女に惹かれていく。一方で、社会人となった“僕”は同期の尚人(井上祐貴)と出会い、「人を楽しませる仕事がしたかったんだよね」と希望で胸に膨らませ夢を語り合うも、「楽しいこと全部やっとかないと、何だっていつかは終わるよ」という言葉と共に花火が消え、それまでの幸せな毎日が一変することを予感させる。

 彼女へ思いを伝えるべく、絞り出すように出した“僕”の「全部好き……」という言葉や、彼女を想い泣き叫ぶシーンも。「いくら好きでもハッピーエンドは望めねぇよ」と親友として何とか励まそうとする尚人の思いとは裏腹に、自分の気持ちには嘘を付けず、彼女の匂いがついたタオルを抱きしめながら、風呂場で泣きわめいて自暴自棄になり、行き場のない感情を吐き出す“僕”。彼女との思い出が走馬灯のように思い出され、胸が締め付けられるような“僕”の切ない気持ちを、北村が体現している。

 また、本作の主題歌がマカロニえんぴつの書き下ろし楽曲「ハッピーエンドへの期待は」に決定。ボーカルのはっとりが持つ歌声とキーボードの多彩な音色を組み合わせたバンドサウンドに、まっすぐなメッセージが乗り、本作の世界観が表現されている。原作のファンでもあるはっとりは「下北沢を、明大前を、期限付きの恋人ごっこを、どうにもならず掻きむしった夜のことを、想いながら思い出しながら書いた歌です。原作から大好きな作品にこうして携われたことが嬉しいです。カツセさん、改めて映画化おめでとうございます」とコメントしている。

マカロニえんぴつ ・はっとり(Vo/Gt)コメント

下北沢を、明大前を、期限付きの恋人ごっこを、どうにもならず掻きむしった夜のことを、想いながら思い出しながら書いた歌です。原作から大好きな作品にこうして携われたことが嬉しいです。カツセさん、改めて映画化おめでとうございます。

■公開情報
『明け方の若者たち』
12月31日(金)全国ロードショー
出演:北村匠海、黒島結菜、井上祐貴、山中崇、楽駆、菅原健、高橋春織、三島ゆたか、岩本淳、境浩一朗、永島聖羅、木崎絹子、寺田ムロラン、田原イサヲ、わちみなみ、新田さちか、宮島はるか、佐津川愛美、高橋ひとみ、濱田マリ
監督:松本花奈
脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ『明け方の若者たち』(幻冬舎刊)
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」(TOY'S FACTORY)
配給:パルコ
(c)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
公式サイト:akegata-movie.com
公式Twitter:@akewaka_info

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