『ボク恋』初登場の松本穂香&小池徹平が鍵を握る? “デス・プリンス”鈴木伸之の再来も

 大切な人を殺した犯人が、この世でいちばん愛する人だったとしたらーー。『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)の第6話、柊(中川大志)は究極の選択を迫られた。

 詩織(水野美紀)に、「丈一郎(藤木直人)を殺した犯人は葵(新木優子)」と言われても、信じることができない柊。しかし、詩織は柊に証拠を突きつける。「鳴宮美月になりすまして、丈一郎を殺害する。本当はそこまでが、母の手術費を肩代わりしてもらうことの条件だった」と。

 すべては、病気の母親のためにやったこと。「お母さんを守るためだったら、私はなんでもする」と言っていた葵の姿。もう認めざるを得ない……。そんな時、柊の前に見知らぬ女性・莉奈(松本穂香)が「柊くんの許嫁です」と現れる。なにやら怪しげな莉奈に、“男虎柊と藤堂莉奈を結婚させることをここに誓う”という紙を見せられ、柊が幼い頃、丈一郎が勝手に結婚の約束を取り付けていたという。昨年亡くなった父に、「自分が死んだら柊くんを頼るように」と言われ、柊の元を訪れたらしい。


 その一方で、葵に漫画家をしばらく休業すると宣言され、職を失った葵の担当編集者・風岡(中尾明慶)は、柊に激怒。柊に許嫁がいることもバレてしまい、「乗り換えた!」と大騒ぎ、そのことを葵にも伝えてしまうのだった。

 柊に許嫁がいることを知りショックを受けた葵は、「くれぐれも、柊くんには会わないようにね。今あなたが彼と会うことはとても危険だから」という千景(田中みな実)の言葉をあっさり了承してしまう。「いつまた命が狙われるか分からない。私以外の人は、たとえホテルの人でも入れないで。食事は私が届けるから!」と言う千景は、葵のことを心配しているように見えるが、彼女はあくまで“黒幕”側の人間だ。

 ホテルを出た千景は、(恐らく鳴宮美月?に)一本の電話をかける。「食料を届けました、彼女は私たちの計画通りに動いてくれますから」と。一体、千景の“計画”とはどのようなものなのだろうか。亡くなっている葵の兄・武尊(小池徹平)のことを気にしているのも、引っかかるところである。

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