『スウィング・キッズ』『霧』など新旧韓国映画が「JAIHO」にて配信

 配信サービス「JAIHO」にて新旧韓国映画4本の配信が決定した。

 「万歳!」「勝利あれ!」という意味のヒンディー語をもとに、“すべての映画を称える、悦びと感動の合言葉”の願いが込められている「JAIHO」では、“本当にお勧めしたい映画”を世界中からセレクトし、独自の切り口で名作を紹介する。

 これまでに、韓国版『ノマドランド』とも呼ばれている『小公女』や、ソン・イェジンの代表作『ラブストーリー』など、近年の名作韓国映画が続々配信されている。さらに、JAIHO独自の特集「韓国クラシック」では、60~80年代の古典的名作群を紹介。新旧の韓国映画を楽しむことができるラインナップとなっている。

『エクストリーム・ジョブ』

 7月28日から配信されるのは、韓国で歴代興行収入1位、観客動員数2位の大ヒットを記録した『エクストリーム・ジョブ』。巨大犯罪組織を追う麻薬捜査班が、フライドチキン店を偽装営業して潜入捜査を行なうが、捜査が行き詰まる一方、チキンの味が評判となり店は大繁盛してしまう。刑事ドラマを軸にしながら、韓国の国民食ともいうべきフライドチキンのさまざまなうんちくをスパイスとして絡め、笑いとアクション満載で描いた。『7番房の奇跡』のリュ・スンリョン、『犯罪都市』のチン・ソンギュなどがキャストに名を連ねている。

『スウィング・キッズ』

 8月1日から配信されるのは、『サニー 永遠の仲間たち』のカン・ヒョンチョル監督が、創作ミュージカル『ロ・ギス』を脚色した『スウィング・キッズ』。朝鮮戦争下の収容所で、ダンスへの情熱で結ばれた若者たちの姿をパワフルに描く。主演を務めたアイドルグループ「EXO」のD.O.をはじめ、主要キャストの訓練に半年をかけた圧巻のダンスシーンが見どころとなっている。

『荷馬車』

 8月3日から配信されるのは、1961年公開作『荷馬車』。第11回ベルリン国際映画祭で審査員特別賞(特別銀熊賞)を獲得し、韓国映画初の国際映画祭での受賞となったカン・テジン監督の一作。自動車が町に走り出した時代、妻を亡くし四人の子供を育てながら荷馬車を引く“馬夫”として貧しくも前向きに生きる男を、60年代韓国映画の“お父さん役”の代名詞的存在、『ロマンス・パパ』のキム・スンホが人間味たっぷりに演じる。

『霧』

 8月15日から配信されるのは、1967年公開作『霧』。「韓国の文芸映画の大家」「韓国のアントニオーニ」などとも呼ばれたキム・スヨン監督が、軍事独裁政権下で経済発展を遂げる60年代韓国社会の不条理と倦怠感を、社長の娘との結婚で出世を約束されながら憂鬱で不毛な日々を送る主人公の姿に込めて描いた。小説家キム・スンオクの短編小説「霧津紀行」の映画化で、作者自身が脚本も担当している。

■サービス概要
「JAIHO」(読み: ジャイホー)
料金: 月額770円(税込)
※初回加入時のみ、2週間無料
ラインナップ数: 常時30本。365日、毎日1本配信。1作品につき視聴期間は30日間。
視聴環境:PC、スマホ、タブレットに加え、Fire TVでも視聴可。
ティザーサイト:www.jaiho.jp
公式Twitter:@JAIHO_JP

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