沢口靖子主演『科捜研の女 ‐劇場版‐』予告編公開 歴代レギュラーキャスト集結のポスターも

 9月3日に公開される沢口靖子主演映画『科捜研の女 ‐劇場版‐』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

『科捜研の女 ‐劇場版‐』

 京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)。“最新の科学捜査テクニック”と“人間ドラマ”が絡み合うミステリーとして、1999年のスタート時から根強い人気を誇り、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズとなる。

 劇場版では、ドラマシリーズの魅力そのままに、映画だからこそできる物語の仕掛けを脚本の櫻井武晴が施す。世界同時多発不審死事件から始まる最難関の事件、現代最新科学では絶対に解けないトリックを操るシリーズ史上最強の敵がマリコたちの前に立ちはだかる。共演には、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、渡部秀、山本ひかる、石井一彰が名を連ね、マリコたちが対峙するシリーズ史上最強の敵となる天才科学者・加賀野亘役で佐々木蔵之介が出演する。

 「助けて」と言いながら高所から自ら飛び降りる京都、ロンドン、トロントの事件「世界同時多発“科学者”不審死事件」の謎に迫る本作。京都で起きた2つの事件は、犯罪につながる物的証拠が出ずに自殺として処理されようとしていたが、被害者たちの「助けて」という死の間際の一言に違和感を覚えたマリコたちによる科学捜査のスペシャリスト「京都府警科学捜査研究所」のメンバーと捜査一課の土門刑事(内藤剛志)は強引に捜査を進めていた。2人の被害者が科学者で研究テーマが類似していたことや、2人の衣服から見つかった“未知の細菌”から、世界的な発見で脚光を浴びている天才科学者・加賀野亘(佐々木蔵之介)へとたどり着く。

 加賀野が研究しているのは、人間の遺伝子をも凌駕し適正体重へと導く腸内細菌・通称「ダイエット菌」。加賀は双子の一人に医学的に感染させる(=感作させる)という禁断の実験を行っていた。ダイエット菌と今回の事件の関係性に目を付けたマリコは、加賀野を追い詰めようとするも「直接的な証拠は一切ないのに、逮捕できると思っているのか」と一蹴されてしまう。絶体絶命の窮地に陥るマリコたちだが、父である榊伊知郎、元科捜研所長・宮前守、元夫・倉橋拓也、元科捜研物理研究員・相馬涼たち歴代レギュラーメンバーの力も借りて、事件解明に向けて動き出す。今回公開された予告編では、マリコにも未知の細菌の魔の手が襲い掛かる衝撃的なラストで終わる。

 また、予告編では、主題歌である遥海の「声」も確認することができる。「声」は本作のために書き下ろされた楽曲。主人公マリコのいろいろな声に耳を傾け真実を求め続けるまっすぐな女性像にインスパイア受けて制作された。遥海は「20年以上も続く、歴史の長い素晴らしい作品に携われてとても光栄に思います。心を込めて大事に歌わせていただきました」とコメント。また、沢口は「力強くのびやかな遥海さんの歌声が盛り上げてくださいます。決してあきらめず真実にたどりつこうと試みる、そんなマリコの精神と重なりました」と語り、兼崎涼介監督は「『科捜研の女』の根幹にあるものを再認識させられる楽曲でした。撮影する際に意識していた「優しさを持ったエンターテインメント」を体現してもらいました」とコメントしている。

 また、本ポスターでは、劇中で鍵となる加賀野の近未来的な実験室を背に、シリーズの歴代レギュラーキャストと本作のゲストが集結している。

『科捜研の女 -劇場版-』本予告 9月3日(金)公開

コメント

遥海

20年以上も続く、歴史の長い素晴らしい作品に携われてとても光栄に思います。沢山の方々に愛されてるからこそ、責任を持って、そして、心を込めて大事に「声」を歌わせて頂きました。この曲が、映画をご覧になる皆さん、聴いていただける皆さんの心に響いたら嬉しいです。

沢口靖子

記念すべき集大成『科捜研の女 -劇場版-』を、力強くのびやかな遥海さんの歌声が盛り上げて下さいます。
光、新しい今日、見上げた空。。。何度やっても結果が出ない。でも決してあきらめず真実に辿りつこうと試みる……そんなマリコの精神と重なり、遥海さんの言葉が胸に響きました。

兼崎涼介監督

マリコたちが様々な「声」を感じ取り、自分たちの「声」で答えを導き出す。『科捜研の女』の根幹にあるものを再認識させられる楽曲でした。
私が撮影する際に意識していた「優しさを持ったエンターテイメント」を体現してもらっていると感じています。
曲を聴いた後「雲の隙間から一筋の光」そんな映像を思い浮かべて勝手に幸せな気持ちになっています。

関拓也(テレビ朝日・ゼネラルプロデューサー)

2019年にSony Music新人コンベンションライブにご招待いただき、その中でデビュー前の遥海さんの歌声を聞きました。圧倒的かつ透明感のある歌声は、出演者の中でも群を抜いていて、その後もずっと心に残っており、いつかお仕事でご一緒させていただきたいと思っておりました。
『科捜研の女』初となる映画の主題歌をどなたにオファーするか考えている際に、マリコの芯があり、何事にも真摯に向き合う姿を歌でも表現して欲しいと考えたときに遥海さんのパフォーマンスを思い出し、今回オファーさせていただきました。
完成した楽曲は、悩んだり迷ったりしたときに優しく包み込んでくれる道標のようなマリコの暖かさを感じました。映画の世界をより広げてくれていて本当に感謝しております。

※榊マリコと榊伊知郎の「榊」は木偏に神が正式表記
※兼崎涼介の「崎」はたつさきが正式表記

■公開情報
『科捜研の女 -劇場版-』
9月3日(金)全国公開
出演:沢口靖子、内藤剛志、佐々木蔵之介、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、佐津川愛美、渡部秀、山本ひかる、石井一彰、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、田中健、野村宏伸、山崎一、長田成哉、奥田恵梨華、崎本大海
脚本:櫻井武晴
音楽:川井憲次
監督:兼崎涼介
配給:東映
(c)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken20/
公式Twitter:@kasouken_women
公式LINE:https://t.co/ktzo8W0wtv?amp=1

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる