恒松祐里、“今ドキの女の子”になって『おかえりモネ』に再登場 百音には成長のチャンスが

 東京で地元の友達と再会し、ほっと心を撫で下ろした百音だったが、その日が終わる前に野坂(森田望智)から呼び出しがかかる。夜だけではなく朝の気象コーナーを担当しているメンバーも次々とインフルエンザにかかり、人手が足らないのだという。そのため、百音はまさかの野坂のピンチヒッターとしてチームに加わることになった。

 気象班のブリーフィングでは、前日から内田(清水尋也)が気にしていた、仙台近辺で発生するかもしれない強風の話題に。その日は黄砂の注意予報が最重要トピックスだったが、ちょうど通勤・通学の時間に強風が吹く可能性があり、地元民の百音は被害が出ないように「もしも事前にわかるなら、伝えたいと思います」と意見する。ただの人数合わせではなく、ちゃんと気象班の一人のメンバーとして朝岡は百音の意見を尊重。しかし、強風は局地的に発生する見込みであること、それよりも広範囲に届く黄砂の情報を伝えなければならないと気象班デスクの高村(高岡早紀)から反対されてしまった。

 どんなに小さな情報でも強風により被害が出る可能性があるなら伝えたい百音たちと、黄砂が飛んでくるなら洗濯物を干す朝の時間帯にその情報を知りたいと思っている人たちがいると主張する高村。どちらも視聴者のことを考えた上での意見であり、どちらが正しいとか、間違っているとか、そんな風に簡単に判断できることではない。短い時間の中でいかに正確で、必要とされる情報を伝えられるか。あっさりと下がったように見える朝岡の姿に百音はどこか納得いっていない様子だが、伝えたい情報をすべて届けられるわけではないというもどかしさもまた百音の成長を促してくれるのだろう。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

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