『ボクの殺意が恋をした』視聴者の考察が的中? 中川大志×新木優子の過去の意外な関係

 ハラハラするけど、重くなりすぎない。『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)は、日曜日の夜にピッタリなドラマだ。

 殺さなければならないはずのターゲット・鳴宮美月(新木優子)に、なぜかときめいてしまう男虎柊(中川大志)。これまで殺し屋として良いところなしの柊は、「俺はあの女を殺すんだ。それが俺の任務」と気を引き締める。しかし、同じく美月を狙う天才肌の殺し屋・八乙女流星(鈴木伸之)が、今回も行く手を阻む。

 第3話、柊と流星の“デス・レース”の舞台は豪華なグランピング施設。美月が描く大人気漫画『ハリネズミ探偵・ハリー』の映画版に出演することになった流星が、挨拶代わりにグランピングに誘ったのだ。もちろん、水瀬千景(田中みな実)や、風岡樹生(中尾明慶)などアシスタント陣は大喜び。美月も、「みんな行きたがってるし……」と行くことを決意する。

 誰もが盛り上がるなか、内心穏やかでないのは柊だ。流星が何かを企んでいると勘付き、「(命を狙われているのに)のんきにグランピングなんて行ってる場合じゃないだろ!」と言うが、「私に指図しないで。あなたは黙って私を守ってればいいの」と美月にあしらわれてしまう。

 生意気な美月にイラッとした柊は、「今度こそ殺してやる」と“お決まり”の決意をする。必死に荷物を詰めながら、「山の中ならいくらだって死角はある。人目のない場所に連れ出して、一瞬で仕留めてやるさ!」と意気揚々と語るが、殺し屋組織の最高責任者・綿谷詩織(水野美紀)は、「とか言って、毎回楽しんで帰って来てない? やれパーティだの、花火大会だのって言って……」と少し呆れ気味。「分かってるよ……詩織さんが言いたいことは……」とうつむく一生懸命なポンコツぶりは、やはり愛おしく見えてくる。

関連記事