美を求める人間の狂気を描く韓国発サイコホラー『整形水』公開決定 特報映像&ポスターも
韓国発のサイコホラー映画『奇々怪々 整形水(原題)』が、『整形水』の邦題で9月23日より公開されることが決定。あわせて特報映像とポスタービジュアルが公開された。
日本での配給を行うのは、『ルパン三世』『それいけ!アンパンマン』『名探偵コナン』など多くの名作アニメーションで知られるトムス・エンタテインメントと、アジア映画を多く手がけるエスピーオー。トムス・エンタテインメントにとって本作は、初の海外買い付け作品となる。
公開されたポスタービジュアルには、「美(にく)をください。」という意味深なコピーが綴られ、美貌を追い求める主人公の瞳にはこちらを見つめる“何か”が写り込んでいる様子が確認できる。
特報映像は、「“奇跡の整形水”の使用方法」の動画を見つめる女性のシーンからスタート。誰もが美しくなれる“整形水”を手にした主人公・イェジが、美しくなりたいという欲望にかられ、やがて別人へと変貌を遂げたとき、物語はあらぬ方向へと狂い出していく。
また、7月9日からは本作の数量限定オリジナルステッカー付ムビチケカードも発売される(一部劇場を除く)。
チョ・ギョンフン監督、『新感染』シリーズのヨン・サンホ監督からはコメントも寄せられている。
コメント
チョ・ギョンフン監督
最高のアニメーション大国である日本で公開されることになり大変光栄です。既存の日本のアニメーションとは明らかに異なるものの、これまでにない味わいがあると思います。外見への恐怖、他人の視線に対する恐怖を観客にストレートに投げかけ、私たちが作り出し、抜け出せないでいる、“外見至上主義”に対する絶望と悲しみを表現しようと思いました。アニメーションというよりホラー映画として気軽に楽しんで欲しいです。
ヨン・サンホ監督
不安な時代をさらけ出した映画に出会うことは容易ではありません。アニメーションとなれば尚更です。『整形水』は、ジャンルアニメとして新たな領域を開拓し、現代社会が抱えている問題をあぶり出します。アニメがスクリーンの中だけでなく、私たちの社会と共に息をしている、自分を見つめ直す機会を与えてくれる作品です。
■公開情報
『整形水』
9月23日(木・祝)全国公開
原作:オ・ソンデ(LINEマンガ『奇々怪々』内「整形水」)
監督:チョ・ギョンフン
提供:トムス・エンタテインメント
配給:トムス・エンタテインメント/エスピーオー
2020年/韓国/85分/カラー/ビスタ/5.1ch/英題:Beauty Water/翻訳:小西朋子/PG12
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