ホークアイとの過去も明らかに? 『ブラック・ウィドウ』キーワードは“ブダペスト”

 7月8日より映画館、7月9日よりディズニープラス プレミアアクセスにて公開となるマーベル・スタジオ映画『ブラック・ウィドウ』。ブラック・ウィドウ役で主演を務めたスカーレット・ヨハンソンが、映画の舞台となっている“ブタペスト”について語った。

 本作では、2019年の公開当時、全世界歴代興行収入記録を塗り替え世界No.1を記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の決断を下した美しき最強のスパイ“ブラック・ウィドウ”の過去と秘密が描かれる。

 これまでのシリーズ作品の中で断片的に明かされてきたブラック・ウィドウの過去。その中で印象的なのが、彼女の過去を知るホークアイとの台詞で2回登場した“ブダペスト”という地名。ヨハンソンは「ブダペストでの出来事は重要」と語り、ブダペストが彼女の過去にま つわる重要なキーワードになっていることを示唆する。

 ブダペストはハンガリーの首都であり本作の舞台の一つ。初めてその地名が登場したのは2012年の映画『アベンジャーズ』。アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクらと戦っているとき、ブラック・ウィドウがホークアイに「なんだかブダペストを思い出すわね」と話している。2度目は2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、2人が宇宙船でヴォーミアに向かう際、ホークアイが「ブダペストからここまで来るとは」と笑顔を見せていた。この2人の会話から、ブダペストで何かの出来事があったことは間違いなく、マーベルファンの間でも様々な憶測を呼んできた。

 ヨハンソンは、「ナターシャが過去にブダペストで何があったのかを描く必要があった。それは彼女が背負っているトラウマを知る上で役立つから。この時のナターシャにはまだやり残したことがあり、絶望感と罪悪感が付きまとっている。ブダペストはこの映画で起こる多くの出来事への素晴らしい出発点になった」と、ブダペストがブラック・ウィドウの過去につながっていることを明かした。

 ロシアのスパイであり、レッドルームというスパイ養成所で訓練を受けたブラック・ウィドウ。シリーズを通して、暗殺者だった過去を後悔していることや、正しいことをしてまともな人間になりたいと願う気持ちをたびたび口にしていたことも。果たして、ブダペストで一体何があったのか。そしてブラック・ウィドウが『エンドゲーム』で下した衝撃的な決断につながる出来事とは。

 また、10年に渡りブラック・ウィドウを演じてきたヨハンソンは、ブラック・ウィドウにとって大切な場所であるブダペストでの撮影を振り返り、「ブダペストはとても美しい都市だった。ブラック・ウィドウが経験するクレイジーな状況がいかにも起こり得そうな雰囲気 のある場所なの。あの素晴らしい東ヨーロッパの雰囲気はビジュアル的にも素晴らしく、マーベル作品で今まで見たことがない趣を与えてくれた」と大絶賛。ブダペストでは華麗なアクションシーンの撮影が行われており、ヨーロッパの街並みの中で撮影されたド派手なアクションシーンにも期待が高まる。 

■公開情報
『ブラック・ウィドウ』
7月8日(木)映画館、7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセスで公開
※プレミアアクセスは追加支払いが必要
監督:ケイト・ショートランド
出演:スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021

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