木村文乃と平手友梨奈は“姉妹”のような関係性? 数少ない共演シーンで見たお互いの素顔

3作目があるとしたら、ヒナコが活躍するストーリーに?

ーー平手さんも岡田さんとの共演シーンが多かったですが、実際に共演してみていかがでしたか?

平手:どういう方なのか全然想像がつかなかったので、どういう方なんだろうってずっと気になっていたんですけど、実際にお会いしてみたらすごく優しくて。主演というポジションもあり、常に現場の中心にいて、いい雰囲気を作りながらみんなを引っ張ってくれていました。学ばせていただくことがすごく多かったです。ちょうど撮影が梅雨の時期に重なってしまって、撮れるか撮れないかの判断待ちの時間も結構あったんですけど、その間に2人で喋っているうちに1日が終わったりしたこともありました(笑)。お芝居のこと以外にも、いろんなお話をさせていただきました。

ーー岡田さんとの共演シーンもそうですが、平手さんは車いすでの演技がほとんどでしたよね。

平手:車いすは難しかったです。自分で操作するのが本当に大変で。しかも、宇津帆が代表のNPO団体の家が結構狭くて、そこで操作するのはすごく苦労しました。

木村:NPO団体の本部なのに、バリアフリーじゃないっていうね(笑)。

ーーお互い実際に共演してみてどのような印象を抱きましたか?

木村:平手さんは、私の一方的な感覚で言ってしまうと、かわいい子猫がいた、みたいな(笑)。とにかくかわいらしい方で、現場で笑い声が聞こえてくるなと思ったら、必ず平手さんがいるんです。スタッフさんそれぞれと楽しそうにお話しされていたり、岡田さんと演技事務の方と3人で一つのシートに背中合わせで座ってお弁当を食べていたり……(笑)。

平手:それ、写真撮ってくださいましたよね(笑)。

木村:そうそう(笑)。結構男性が多い現場で女性があまりいなかったので、オアシスのような感じで楽しんでいました。

平手:木村さんは私にとって、お姉ちゃんのような存在でした。

木村:雨とコロナで阻まれて長い期間撮っていた共演シーンは、平手さんが演じるヒナコにとっては、宇津帆と対峙する大事なシーンで、個人的には背中を支えてあげたいけど、支えることが彼女のためになるかもわからないようなシーンだったので、見守ることしかできませんでした。平手さんはすごいオーラを発していましたね。

平手:すごく覚えてます。木村さんはずっと木に縛られていたので、それはそれですごく大変そうでした。

木村:ただ一言のセリフを何回言ったかって感じよね(笑)。でも「もし『ザ・ファブル』の3作目ができることになったら、ヒナコがこうなって……」とヒナコが活躍するストーリーをみんなで話したりしていたので、次は2人のしっかりした共演シーンが生まれるように、映画をご覧になった方には熱いメッセージをいただけたらうれしいです(笑)。

■公開情報
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
6月18日(金)全国公開
出演:岡田准一、木村文乃、堤真一、平手友梨奈、安藤政信、山本美月、佐藤二朗、井之脇海、安田顕、佐藤浩市
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社『ヤンマガKC』刊)
監督:江口カン
アクション監督:横山誠
ファイトコレオグラファー:岡田准一
配給:松竹
企画・製作:松竹×日本テレビ
 (c)2021『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』製作委員会
公式サイト:https://the-fable-movie.jp/
公式Twitter:@the_fable_movie
公式Instagram:@fable_movie

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