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『シーハルク』ヴィランにジャミーラ・ジャミル ハマり役である理由は過去作との共通項

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ1週間のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)×ディズニープラスで2022年の配信が予定されている『シーハルク(原題)』にパキスタン系のイギリスの女優ジャミーラ・ジャミルが出演決定と各メディアで報じられました。彼女が演じるのはタイタニア(Titania、チタニアという表記になるかもしれません)というスーパーヴィランです。僕はこのキャスティングはとてもいいと思います。

 その前にそもそも『シーハルク』とはどういう作品かというと、まずタイトルからお分かりのように女性版ハルクです。彼女はハルクことブルース・バナーの従妹です。コミックの設定は以下のようなものでした。

 ブルース・バナーの従妹ジェニファー・ウォルターズは弁護士でした。彼女はある犯罪組織が絡む事件を担当しています。ある日、彼女のところに従兄であるブルース・バナーが現れます。ジェニファーとブルースが車に乗って話をしている時に、彼女が追う犯罪組織が襲ってきて重傷を負います。すぐに処置をしないとジェニファーは死んでしまう、そう判断したブルースは自分の血を輸血します。これがジェニファーの運命を大きく変えることとなります。ブルースの血はハルクの血。こうしてジェニファーもまた緑肌の怪力女子シーハルクに変身してしまうのです。ジェニファーことシーハルクを演じるのは、『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』のタチアナ・マズラニー。MCUでブルースを演じるマーク・ラファロも当然出演します。また映画『インクレディブル・ハルク』でハルクと戦った、白い魔人アボミネーション(演じるのはティム・ロス)も登場予定です。

 それでタイタニアというのは、シーハルクに勝るとも劣らない怪力女子です。コミックでの設定はメアリー・マクフェランという女性がひょんなことからスーパーパワーを得て変異したのがタイタニアです。

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