『着飾る恋』4人の人間関係が一気に動き出す 川口春奈と中村アンの新たな友情

 空と水と空気。私たちが休みを取るのは、それさえあれば生きていけることを再確認するためだった。

 GW真っ只中にオンエアされた、火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)第3話。真柴(川口春奈)ら同居人メンバーは、山梨に展示されている羽瀬(中村アン)の絵を見に行くためにキャンプ場へと繰り出す。

 真柴は憧れの葉山(向井理)がいなくなったショックを乗り越えたように見えたものの、どこかで張り詰めていた気持ちにきしみが生じたのか、仕事でのミスが発覚。有給休暇を取ってしっかり休むようにと言われてしまった。そのタイミングに、アーティストの卵である羽瀬がエントリーしていた「ART NEW WAVE2021」の最終選考の発表が伝えられたのだ。

 ちょうどカウンセリングの予約もないという陽人(丸山隆平)が、シェアハウスに住むみんなで「一緒に行こう」と誘う。移動販売車で気まぐれにバルを営業している駿(横浜流星)はもちろん大賛成。香子(夏川結衣)もノリノリだったが、惜しくもその日は取材の予定が入っていたためにお留守番に。美術展の近くにあるキャンプ場へと、陽人、駿、真柴、羽瀬の4人で初めての遠出をすることとなった。

 このキャンプをきっかけに第3話にして、4人の人間関係が一気に動き出す。先日、酔った勢いでキスをした真柴と駿は、何事もなかったような素振りを見せながらも、お互いの存在を気にしまくり。また、積極的に真柴にアプローチをしていた陽人は真柴が正式にオンラインカウンセリングの相談者となったことで「恋愛対象から外す」と宣言したものだから、ますます駿が真柴のことを意識せざるを得なくなる。

 一方、創作活動以外には興味がなさそうに見えた羽瀬も、どこか陽人には優しさを見せる瞬間がチラリ。高級スーパーのデリバリースタッフのアルバイトをしている羽瀬は、職場の先輩と同僚以上恋人未満のような付き合いがあるようだが、その関係性に発展は期待していない模様だ。似たようなテンポで言い合える真柴と駿、なかなか本音を素直に言えない羽瀬と聞き上手な陽人、キャンプ場を舞台に2組の相性の良さが浮き彫りになっていく。

 なかでも、注目を集めたのが、真柴と羽瀬の新たな友情だ。真柴が同居を開始した当初から、「風呂が長い」「靴を出しっぱなしにするな」と何かと注意をしてきた羽瀬。外の世界に向けてキラキラとした日々を発信する真柴と、自分の内面から湧き上がるものと向き合って作品を生み出し続ける羽瀬とは、見ているものが全く違う。お互いに頑張っていることはわかっても、その近づき方がわからず微妙な距離を保ってきた。

 そんな2人が、このキャンプで正面をきってぶつかり合うことになる。それはSNSで意見を交わし合うのとは異なる、直接的な痛みを感じるやりとり。相手の表情、その場の雰囲気、そのあとも続く一緒にいる時間……そのどれもがダイレクトに伝わってきてヒリヒリとするものだ。しかし、だからこそすぐにフォローすることもできる。