『レッドアイズ』最終回は意味深なラストに 亀梨和也の涙の演技に圧倒される

 「その事件から、目を離すな。」ーー『レッドアイズ 監視捜査班』公式サイトのキャッチコピーだ。言われなくとも、目を離す隙をまるで与えなかった全10話だった。

 第9話で、美保(小野ゆり子)の殺害を自白した小牧(松村北斗)。やはり鳥羽(高嶋政伸)が、裏で糸を引いていた。小牧の腕の傷もタトゥーも、自白もすべてフェイク。夜の闇に、伏見(亀梨和也)の叫びーー「Roar」が響き、怒りに燃える眼ーーレッドアイズが光る。

 伏見は、小牧を撃ったと思われる真弓(TAK∴)を追っていた。しかし現場の状況から、発砲したのは伏見と判断され、長久手(川瀬陽太)、姉川(長田成哉)ら捜査一課は、伏見を確保すべく取り囲む。そこへ飛び込んできた湊川(シシド・カフカ)は、伏見に加勢。KSBCメンバーはみな、伏見を信じていた。長篠(趣里)は真弓の情報を、島原(松下奈緒)は、奥州(矢島健一)のPCから盗み出した「B2ファイル」のデータを、伏見のもとへ向かう山崎(木村祐一)に託す。

 鳥羽の妻・梓(磯山さやか)はかつて、暴行事件の被害に合い、のちに自殺していた。梓を暴行した犯人として逮捕されたのは、外務大臣・下関(山田明郷)の息子・悟(佐久本宝)。しかし「大臣の息子」を守るため、警察は監視カメラに残っていた証拠をもみ消した。悟は罪に問われるどころか、事件ごとなかったことにされたのだ。

 小牧の命と引き換えに、鳥羽の協力を命じられた伏見。真弓と伏見の手にかかれば、ターゲットを誘拐することなど造作ない。鳥羽の狙いは、梓を暴行した悟と、隠蔽を主導した奥州だった。事件後、SNS上でのいわれのない中傷を苦に自殺した梓。その原因となったでっちあげ記事を書くよう指示した人物こそ、奥州だったのだ。

 ロアー劇場にて二人を手にかけ、今度は湊川へと銃口を向ける鳥羽。目的はもはや復讐にあらず、鳥羽はとっくに怪物になっていた。伏見のなかに眠る「復讐に憑りつかれた怪物」が、自分を食い殺しにくるーーそうしたスリリングな「快楽」のために伏見の大切な人をもっと傷つけ、奪うのだと、鳥羽は恍惚とした表情で恐ろしい真意を語る。