『青のSP』隆平はなぜ赤嶺中にこだわるのか? 第4話は真木よう子が実質的な主役に

 ではなぜ隆平は赤嶺中にこだわるのか? それはやはり香里のことがあるからだろう。死んだ香里には他殺を思わせる証拠があり、辞めた岡部には香里を恨む動機があった。そこには、京介の事件と同じく生徒へのセクハラと教師間の対立という構図がある。隆平がビデオカメラをセットした背景には、生徒のために張り切る涼子に、香里のような運命をたどってほしくないという思いもあったはずだ。

 学校という特殊な環境で起きたことは、学校の中に入らなければわからない。盗聴器を仕掛けたのは、隆平があらかじめ目星を付けた場所。校長室の木島も隆平の動きを警戒し始めた。岡部と香里の因縁や学校にいる幽霊の噂など、赤嶺中にはまだまだ多くの秘密が隠されている。

■石河コウヘイ
エンタメライター、「じっちゃんの名にかけて」。東京辺境で音楽やドラマについての文章を書いています。ブログTwitter

■放送情報
『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:藤原竜也、真木よう子、山田裕貴、泉澤祐希、たくませいこ、渋谷謙人、智順、兒玉宣勝、金沢雅美、音尾琢真、石井正則、須賀健太、遠藤雄弥、明日海りお、峯村リエ、升毅、山口紗弥加、高橋克実
脚本:大石哲也、山岡潤平、小島聡一郎
音楽:菅野祐悟
プロデューサー:河西秀幸、国本雅広、高橋史典
演出:国本雅広、白川士、高橋貴司
制作:カンテレ、ケイファクトリー
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/schoolpolice/
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