『機動警察パトレイバー2 the Movie』2月11日より4DX版上映へ ドラマチックな雪の演出も

 『機動警察パトレイバー2 the Movie』が2月11日より4DX版で上映されることが発表された。

 『機動警察パトレイバー』は、1988年にOVA(初期OVA)シリーズがスタート。その後、『週刊少年サンデー』にてコミック連載、TVシリーズ、劇場作品、OVA(新OVA)と、メディアを拡大つつ、いまなおファンを熱狂させ続けている。

 4DXで公開が決定した『機動警察パトレイバー2 the Movie』は、TVシリーズ放送、新OVA発売後の1993年に公開されたシリーズ劇場作品第2作目。『機動警察パトレイバー the Movie』に続き、押井守が監督を務めた。脚本の伊藤和典、キャラクターデザインの高田明美・ゆうきまさみ、メカニックデザインの出渕裕と、メインスタッフは『パトレイバー』の原作ヘッドギアが担当。そして作画監督の黄瀬和哉、美術監督の小倉宏昌など、前作のスタッフたちが引き続き参加している。加えて、河森正治、カトキハジメがメカデザインとして参加し、音楽は川井憲次が引き続き担当。声優陣は、冨永みーな、古川登志夫、大林隆介、榊原良子、千葉繁、阪脩ら特車二課メンバーに加え、キーパーソンとなる2人の男に、俳優・監督として活躍する竹中直人、押井監督の『天使のたまご』に声優として参加した俳優・根津甚八が参加した。

 そして今回、4DXを支えるサウンドは、立体音響用として1998年に制作された「サウンドリニューアル版」。再アフレコは管制官などが一部が修正されたのみだが、音楽はシンセサイザーをオーケストラや生のコーラスに変更して再収録されたものが使用されている。「サウンドリニューアル版」はこれまでイベント上映など数回しか上映されておらず、全国的な映画館での上映は初となる。

 また、冒頭のPKOのシーンをはじめ、戦闘ヘリによる東京空爆、クライマックスの地下坑道での激しい戦闘シーンはもちろん、レイバーシミュレーターや船、車などの搭乗感覚は4DXならではの効果が期待できる。そして注目の演出は「雪」。本作のヒロイン・南雲しのぶが柘植行人に会いに行くシーンはドラマチックに雪が降り始めるが、4DXでどう演出されているか注目だ。

 なお、『機動警察パトレイバー2』の4DX版上映にあわせ、『機動警察パトレイバー the Movie』(通常版)が1月19日より公開されることも決定した。

■公開情報
『機動警察パトレイバー2 the Movie 4DX』
2月11日(木・祝)公開
声の出演:冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、西村知道、辻谷耕史、根津甚八、竹中直人ほか
企画・原作:ヘッドギア
原案:ゆうきまさみ
監督:押井守
脚本:伊藤和典
キャラクターデザイン:高田明美、ゆうきまさみ
メカニックデザイン:出渕裕、河森正治、カトキハジメ
演出:西久保利彦
作画監督:黄瀬和哉
音楽:川井憲次
音響監督:浅梨なおこ
美術監督:小倉宏昌
撮影監督:吉田光伸
アニメーション制作:プロダクションI.G他
配給:バンダイナムコアーツ
(c)1993 HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA/Production I.G
上映劇場:https://v-storage.bnarts.jp/pat2-movie/

『機動警察パトレイバー the Movie』
1月29日(金)公開
※4DXではない通常版
配給:バンダイナムコアーツ
(c)1989 HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA
上映劇場:https://v-storage.bnarts.jp/pat-movie/

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