富司純子とシム・ウンギョンの生活映す『椿の庭』予告編公開 公開日は4月9日に決定

 富司純子とシム・ウンギョンのW主演映画『椿の庭』の公開日が4月9日に決定し、あわせて予告編が公開された。

 

本作は、椿が咲き誇る一軒の家に住む祖母と孫娘、そしてそこを訪れる人々の物語。庭に咲く色とりどりの草花に季節を感じながら日々を慈しみ生きる家族の1年間を描く。日々、庭の世話をしながら孫娘と暮らす絹子を、『待合室』以来16年ぶりの映画出演となる富司純子が演じ、絹子の孫・渚役を『新聞記者』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』のシム・ウンギョンが務める。さらに鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水綋治らが脇を固める。 

 本作が初監督となる上田義彦は、写真家として24歳より活動を開始。2014年には、日本写真協会作家賞を受賞するなど写真家として高い評価を獲得してきた。脚本、撮影も兼任する本作では、上田監督自身の記憶、時代の移ろいの中節々の出来事で感じ取った感情を書き留め続けた言葉を土台に、構想から十数年をかけ脚本として練り上げ、1年をかけて撮影をした。

映画『椿の庭』予告編

 予告編は、絹子と渚が、食卓で「いただきます」と言うシーンから始まる。絹子の夫が亡くなった後にやってきた黄(ファン)が、絹子に家を手放すことを提案するシーンから、古い友人に「もし私がこの家から離れてしまったら、ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら」と不安を吐露する絹子、亡き母を想い「お母さん、最後に日本語で『ごめんなさい』って言ったの。だから私、 ここにいるの」と語る渚らの姿が描かれている。

 なお、劇中での衣装は全編に渡り富司自身が所有する着物を着用している。

■公開情報
『椿の庭』
4月9日(金)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
出演:富司純子、シム・ウンギョン、鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水綋治
監督・脚本・撮影:上田義彦
製作:映画『椿の庭』製作委員会
配給:ビターズ・エンド
(c)2020 “The garden of Camellia” Film Partners

関連記事