『万引き家族』での演技アプローチとの違いとは? 城桧吏が明かす『約ネバ』レイの役作り

「『万引き家族』に出られたから、いろいろなお仕事をいただけている」

ーー3人の中で一番年上だった浜辺さんはやはり頼れる存在でしたか?

城:そうですね。本当に演技が魅力的で、グッと心が引っ張られるような感じがして、すごいなと思いました。特に表情。学ぶことがほとんどだったので。少しずつ自分にも取り入れようと思って、浜辺さんの演技を近くで見ていました。

ーーなるほど。どのキャラクターも感情の揺れ動きが多いですよね。

城:今回、アニメ版のレイに近づけようと思ったんです。原作漫画でも表情の変化が多く、すごく怖い顔をしているときがたくさんあるので(笑)、アニメ版はかなり参考にしました。眉毛や顔の筋肉を使って表現するように、監督からもアドバイスをいただきながら頑張りました。

ーー現場では平川監督からかなり厳しい演技指導もあったそうですね。

城:ありましたね。特にイザベラ役の北川景子さんとの掛け合いは大変でした。北川さんの“圧”に押されちゃって……。監督からも「ママ(イザベラ)に負けていたら脱獄なんかできないよ。レイは大人なんだからもっと堂々としていないと」など、いろいろ指導がありました。喋らずにただ見つめ合うシーンがあったんですけど、北川さんが役に入り込みすぎていて、ちょっと怖いぐらいでした。本当にすごかったですね。

ーー城さんといえば是枝裕和監督の『万引き家族』が出世作となりましたが、今回の『約束のネバーランド』とは作風はもちろん、現場での空気感なども全く違ったのではないでしょうか?

城:『万引き家族』は台本もなく、現場で監督に1回だけセリフを言われて、その場ですぐに覚えなくちゃいけなかったんです。なので、すごく大変でした。でも今回は事前に台本が配られたので、ストーリーを頭の中に入れたり、練習や準備もできました。ただ、事前に準備するのも、その場でセリフを言われてすぐに覚えるのも、どちらも大変でした。

ーー『万引き家族』は城さんにとってもやはり大きな経験になりましたか?

城:やっぱり自分の代表作というか、そこから始まった感じですかね。『万引き家族』に出られたから、こうしていろいろなお仕事をいただけていると思うので、本当に大切な経験だったと思います。

ーー今回の『約束のネバーランド』は城さんにとっても新たな経験になったと思いますが、今後の目標はありますか?

城:アクション映画に出てみたいです。剣を使って遊んだり、体を動かしたりするのが大好きなので、ワイヤーを使って高いところを飛んでみたいですね。アクション映画をいろいろ観ていて、やっぱり羨ましいと思ったりするんです。“男のロマン”といいますか(笑)。だから自分も今後、ぜひやってみたいなと思います。

■公開情報
『約束のネバーランド』
全国東宝系にて公開中
出演:浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、北川景子ほか
原作:『約束のネバーランド』白井カイウ・出水ぽすか(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:平川雄一朗
脚本:後藤法子
配給:東宝
(c)白井カイウ・出水ぽすか/集英社 (c)2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会

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