財務大臣と秘書軍団の行く末はどうなる? 『七人の秘書』最終話の注目ポイント

 萬に恩があり集うことになった5人の現役秘書たちだが(厳密には七菜(広瀬アリス)は千代に恩や尊敬を感じているわけだが)、最終話では七菜以外の4人が秘書職を解雇されてしまうようだ。これまで表の顔“秘書”で得られた情報や人脈を生かして、裏の顔の“影の仕事人”が務まっていた部分が大きかった彼女らが、その軸となる本職を失った際に再度集結することはあるのか。また、これまで仕えてきたボスたちも彼女らに恩義があるわけで、そんな存在を失ってから気づくものも大きいのではないだろうか。そんじょそこらの秘書に彼女らの代わりは到底務まらないだろう。また彼女らが秘書以外の職業に就く姿も束の間であったとしても、それはそれで楽しみでもある。

 一度解散する“七人の秘書”たちがどのようにまた手を組み、粟田口にどう落とし前をつけるのか。冒頭のナレーションを務める岩下志麻が “最強の黒子”として総理大臣秘書役で特別出演を果たすことも話題になっている。総理大臣をも巻き込んだ盛大な決戦になりそうな展開に期待しながら、しかと見届けたい。

■楳田 佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで劇場鑑賞映画本数は年間約100本。Twitter

■放送情報
『七人の秘書』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介
ゲスト:萬田久子、大和田伸也、木下ほうか、小林隆、杉田かおる、藤本隆宏、とよた真帆、橋爪功、マキタスポーツ、リリー・フランキー、松本若菜、永瀬莉子
脚本:中園ミホ、香坂隆史、林誠人
演出:田村直己(テレビ朝日)ほか
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、 浜田壮瑛(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日

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