木村拓哉、『教場』の“最恐の教官”と一体化? 事務所の枠を超え、俳優たちを育成

 前作から1年の時を経て、2021年1月3日、4日に続編が放送される木村拓哉主演のSPドラマ『教場ll』(フジテレビ系)。木村が演じているのは、他を寄せ付けない凄みを持ち、生徒たちを震え上がらせる、警察学校“最恐”の教官で冷酷無比な風間公親。これまで20を超える職業の様々な役柄を演じてきた木村にとって、まさに新境地と言えるこの風間は、役者としての評価を大きく高めるものとなった。

 その一方で、本作との出会いには、木村の役者としてのあり方を変える意味もあったのではないかと感じる部分がある。なぜなら連日、次々と生徒役の発表が続いている中で、キャストたちのコメントに“生徒”感が目立つからだ。

 例えば、前作ラストのワンシーンに登場、続編での出演も発表された上白石萌歌は出演発表時でこんなコメントをしている。

「私がクランクインの日に、少し緊張していたら、無言で大きいカマキリを背中に付けられたんです(笑)。まだその時は風間教官の印象が強かったので、すごくびっくりしたんですが、撮影が進むにつれて気さくに話しかけてくださったり、緊張をほぐしていただいたりして(以下略)」(参考:上白石萌歌、三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸ら『教場II』出演へ 199期の生徒たちの中で事件が

 また、小さい頃からテレビでずっと見ていたという福原遥も、“生徒”としてのこんな抱負を挙げている。

「ごあいさつさせて頂いた時にニコッと笑ってくださり、優しい方なんだなと、生徒に対する愛を感じて、“全力でついて行こう!”と思いました」(参考:福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵ら、木村拓哉の教え子役で『教場2』出演決定

 戸塚純貴は「国民的スター」の妥協のなさにプレッシャーを感じつつも、「僕らに対しても自分に対しても、プロフェッショナルとして役作りに専念する姿や姿勢をちゃんと見せてくださるのは作品に対しての自信すら感じますし、役を演じる上でとても大切なことを教えてくれている気がします」と語っている。

 松本まりかは「セリフが言えなくなってしまうほどのオーラと義眼のインパクトに圧倒された」と言い、木村の現場での居方についてこんな見解を述べている。

「現場での木村さんは今何が起きていて、どうすれば解決できるのかの本質を誰よりも早く見抜く、”風間教官“のように全ての感覚がずば抜けている方だと思います」(参考:濱田岳&松本まりか、木村拓哉主演『教場II』出演へ 放送日は2021年1月3日、4日に決定

 かつては数々の恋愛ドラマで、結婚後は数々の職業モノで、常に「スター俳優」「カリスマ」として、走り続けてきた木村拓哉。その姿はある種、孤高の存在にも見えた。