杉咲花が100年前の道頓堀を駆け抜ける! 朝ドラ『おちょやん』ヒロイン千代のビジュアル初公開

 NHK連続テレビ小説『おちょやん』でヒロインを務める杉咲花演じる千代のビジュアルが初公開された。

 本作は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指していく。主人公・竹井千代を杉咲が演じる。

 9月上旬の某日、真夏さながらの強い日ざしが照りつける中、17歳となった千代が道頓堀の芝居茶屋でお茶子として働くシーンが撮影された。千代は幼少期に大阪南部の南河内から、道頓堀の芝居茶屋「岡安」に奉公に出されたという設定。

 京都の撮影所の広大な屋外スペースに、およそ100年前の道頓堀をオープンセットとして再現。当時の道頓堀に実在した劇場がモチーフになっている鶴亀座やえびす座といった芝居小屋をはじめ、道頓堀に軒を連ねる芝居茶屋や飲食店などの店舗が作り出された。オープンセットに大型のクレーンカメラが搬入されて準備も整いつつある中、千代役の杉咲が姿を見せる。杉咲は、茜色の着物に黄色の帯、わさび色の前掛けを身につけて、さらに頭は日本髪というたたずまい。

 この日撮影されたのは、活気あふれる道頓堀の町を、座布団を抱えた千代が駆け抜けていくというもの。大勢の人が行き交う中、座布団を抱えて全力疾走する杉咲の動きをクレーンカメラが追うというテクニカルな撮影のため、入念なリハーサルが重ねられた。スタッフの指示にもハツラツとした笑顔で応える杉咲。ヒロインの前のめりな姿勢が、撮影現場の士気を本番に向けて高めていく。

 そして迎えた本番。「ごめんやっしゃ! ごめんやっしゃ!」と声を上げながら、座布団を抱えて走る千代。町を行き交う人々と「おはようさんでございます」と笑顔で挨拶を交わす姿は、道頓堀で暮らす“町の一員”といった様子だった。

杉咲花(千代役)コメント

歩く人たちみんなの表情が生き生きとして見えたのは、色とりどりの旗や暖簾が嬉しそうに踊るエネルギッシュな道頓堀のセットに入っただけで、力強いパワーを受け取ることができるからなのだろうなと感じました。
私自身もその一人で、セットに入るといつも、活気のある道頓堀に置いていかれないように、しゃんと立って、がしがし歩くぞ!という気持ちにさせられています。
きっとドラマを観てくださる方々にも、道頓堀という町から、そこを歩く人々の姿から、パワーを受け取っていただくことができるのではないかと思っています!

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
NHK総合にて、11月30日(月)放送
出演:杉咲花、トータス松本、宮澤エマ、篠原涼子、名倉潤、いしのようこ、成田凌、星田英利、中村鴈治郎、井川遥、若村麻由美、東野絢香、井上拓哉、宮田圭子、板尾創路、茂山宗彦、西川忠志、西村和彦、吉川愛、阿部純子、映美くらら、若葉竜也、六角精児、渋谷天外ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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