『キーパー ある兵士の奇跡』予告編公開 ナチス兵がイギリスの国民的英雄に成長していく姿が

 10月23日より公開される映画『キーパー ある兵士の奇跡』の予告編が公開された。

 本作は、第二次世界大戦で捕虜としてイギリスの収容所に送り込まれたナチス兵士のバート・トラウトマンが、終戦後にイギリスとドイツを結ぶ平和の架け橋となり、やがて国民的ヒーローとして敬愛されたという実話から生まれた物語。

 トラウトマンを演じるのは『愛を読むひと』のデヴィッド・クロス。彼の妻のマーガレット役に『サンシャイン/歌声が響く街』のフレイア・メーバー、マーガレットの父親役に『天使の分け前』のジョン・ヘンショウ、収容所時代のトラウトマンにつらく当たるスマイス軍曹役に『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・メリング、マンチェスター・シティFCの監督役に『リトル・ダンサー』のゲイリー・ルイスが名を連ねた。ドイツ国内で数々の賞を受賞してきたマルクス・H・ローゼンミュラーが監督を務めた。

映画『キーパー ある兵士の奇跡』予告編

 公開された予告編は、ナチス兵士のバート・トラウトマンが、敵国イギリスの捕虜となり、収容所内で地元チームの監督ジャック(ジョン・ヘンショウ)にゴールキーパーとしてスカウトされるシーンから始まる。ドイツ人であることからチームメイトから敵意をぶつけられ、監督の娘マーガレット(フレイア・メーバー)にも拒絶される。しかし、初めは警戒していた周りの人たちはトラウトマンの温かく人懐こい人柄を知ることで、心を通わせるようになり、マーガレットも想いが愛へと変わり結ばれる。その後、トラウトマンは名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団するが、試合会場はブーイングの嵐が起こり、過酷な状況でプレーを強いられてしまう。さらに、ユダヤ人コミュニティのラビから、チーム加入を反対され、次第に追い詰められていく。

 あわせて公開された新場面写真では、トラウトマンがキーパーとしての才能を発揮している姿や、子供と一緒に過ごしている幸せそうな場面、収容所でスマイス軍曹(ハリー・メリング)がナチスドイツで軍事功労者に贈られる勲章の鉄十字を手にしているカット、ジャックとマーガレットが暮らすフライアー家の姿などが切り取られている。

 さらに、8月21日12時からムビチケ前売券(オンライン)の発売がスタート。通常1500円のところ、タイムセールで8月28日11時59分まで1,300円で販売される。

■公開情報
『キーパー ある兵士の奇跡』
10月23日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
監督:マルクス・H・ローゼンミュラー
出演:デヴィッド・クロス、フレイア・メーバー、ジョン・ヘンショウ、デイヴ・ジョーンズ
配給:松竹
宣伝:ロングライド
2018年/イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/119分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:The Keeper/日本語字幕:牧野琴子
(c)2018 Lieblingsfilm & Zephyr Films Trautmann
公式サイト:movies.shochiku.co.jp/keeper/

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