『半沢直樹』賀来賢人や今田美桜ら新キャストに注目 吉沢亮の再登場はあるのか?

 7月19日から放送がスタートする『半沢直樹』(TBS系)7年ぶりの続編は、舞台を銀行から東京セントラル証券に移し、半沢直樹(堺雅人)の逆転劇を描く。すでに公式サイトでは相関図も公開されており、前作の主要キャラクターが続投するほか、ドラマオリジナルを含む新キャストも登場する。

 原作は池井戸潤『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』。小説版『半沢直樹』シリーズは、それぞれが独立したエピソードになっている。シリーズを通して、原作とドラマの両方に登場するのは、頭取の中野渡謙(北大路欣也)と同期の渡真利忍(及川光博)のみ。妻の花(上戸彩)と半沢の宿敵・大和田暁(香川照之)は『ロスジェネ』『銀翼』に登場しないが、ドラマ版では顔を見せる。前シーズンで熾烈なバトルを繰り広げた金融庁の主任検査官・黒崎駿一(片岡愛之助)も再び半沢の前に現れる。

 半沢を取り巻く人間関係は、銀行を中心とする企業社会の一断面だ。前作最終話で中野渡から出向の辞令を受けた半沢の新たな肩書は、証券の営業企画部部長。出向先の証券は東京中央銀行の子会社であり、両者の間には明確な力関係が存在する。

 証券のプロパー社員で半沢の部下になるのが、森山雅弘(賀来賢人)と浜村瞳(今田美桜)だ。原作でロスジェネ世代として登場する森山は、バブル世代で出向組の半沢に厳しい目を向ける。『今日から俺は!!』(日本テレビ系)や『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)など福田雄一監督作品で人気を博す賀来は、最近では『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(日本テレビ系)のアウトロー刑事や、『死にたい夜にかぎって』(MBS・TBS)の情緒不安定な彼女に振り回されるダメ男など役柄の幅を広げており、今作が待望のTBS日曜劇場初出演となる。半沢の右腕として、銀行を相手に倍返しの一翼を担う。

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