『失恋ショコラティエ』『99.9』など出演作が続々再放送 松本潤の演技の変遷を辿る
松本潤出演ドラマの再放送が相次いでいる。6月10日に特別編としての再放送は終了したものの、第1話・第2話の放送だけでも大きな話題を呼んだ『ごくせん』第1シリーズ(日本テレビ系)、主演ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON Ⅰ』(TBS系)、そして6月15日より『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)の再放送が決定した。
いずれの作品も、Twitterのトレンド入りを果たしたりと、SNSでも盛り上がりを見せている松本潤出演作。ライターの高橋梓氏は、3作で見せる松本の演技について、「どの作品も、女子が好きなキャラクターの印象が強い。『ごくせん』だと美形で頭がいいヤンキー、『99.9-刑事専門弁護士-』だとひょうひょうとしているキャラクターだけどキレ者、『失恋ショコラティエ』も石原さとみさん演じるサエコに振り回されつつもチョコレート職人としては天才という役柄です。そういうギャップを的確に捉えて、演技にアウトプットするのが上手い方という印象があります」と語る。
また、今回の再放送では、それぞれ10代、20代、30代の松本潤が見れる。その変遷を辿っていくだけでも面白い。
「3作品に限っていうと、『ごくせん』の際はまだ演技としてのキャリアが浅い時期ですが、『失恋ショコラティエ』はコメディーパートとクールな場面の緩急がわかりやすくなったり、より繊細な演技を目指していた印象があります。また、『99.9-刑事専門弁護士- SEASON Ⅰ』当時は、与えられた役柄をただ演じるのではなく、より制作の方と話し合いながら、アイデアを出すように心がけていたとも語っていました。3作並べることで、松本さんの創意工夫がより垣間見れるんじゃないかと思います」
キャリアを経たことで、自然と演技の幅も広がっていく。
「『失恋ショコラティエ』ビジュアル発表当時は、その松本さんの美しさがファンの間でも話題を呼んでいました。また、放送が始まると、ベッドシーンもありました。その際のファンの反応が、すごくポジティブだったのが印象に残っています。これまでは若いジャニーズメンバーがそういったシーンをやることは多くなかったかと思うんですが、松本さんがそういう壁を壊したとも言えるかもしれない」