中島健人×平野紫耀に期待高まる! 作品の中でしか見られないジャニーズ名コンビを振り返る

 ジャニーズアイドルが主演を担うドラマや映画の中でも、一際人気を博しているのが“バディもの”だ。遡れば2005年に映画『ファンタスティポ』で、TOKIO 国分太一とKinKi Kids 堂本剛が共演。作中の役名をそのままに“トラジ・ハイジ”で新ユニットを結成したこともあった。バンド形式のイメージが強い国分にとっては歌って踊る姿は貴重で、またマイナーコードの楽曲を得意とする堂本剛としてもディスコサウンドテイストの楽曲はとても新鮮だった。そんなそれぞれのグループでは見られない形で、お互いの良さが垣間見えるのも、バディ作品の魅力のひとつ。そこで今回は活動を共にするグループとは異なる、作品の中でしか見られない名コンビをピックアップしたい。

亀梨和也×山下智久

『野ブタ。をプロデュース』(c)日本テレビ

 この春、特別編の放送で人気が再燃している『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系、以下『野ブタ。』)。人気者になるにはマーケティングが必要だと冷静沈着に分析する修二(亀梨和也)と、特定の誰かとつるまず自分のペースを守リ続ける掴みどころのない彰(山下智久)のコンビは、“修二と彰”名義で「青春アミーゴ」をリリース。さらに、その12年後には『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)で再タッグを組み、“亀と山P”として「背中越しのチャンス」を発表した。亀梨も山下も『野ブタ。』の後に様々な作品を手がけ、ジャニーズらしいラブコメでも楽しませてくれる彼らだが、代表作と言われる役柄にはクールなキャラクターも多い。1人で背負い、葛藤し、そして周囲をリードしていく姿を凛々しく描いていくのが得意な2人。だが共演した際には、その孤高なイメージが取り払われ、朗らかな演技が見られる。

 ちなみに『野ブタ。』の撮影時期には山下が反抗期を迎えており、監督の指示通りには演じず、あの独特の「だっちゃ」口調が生まれたという。困ったスタッフから亀梨は、山下が演じる彰のキャラを生かすように頼まれたとも語られている(参照:2017年放送『日テレプッシュ ~「亀と山Pとクリームシチュー」2人だけで運命の場所を巡る旅へ~』)。その後、KAT-TUNのセンターとしてグループを守る道を選んだ亀梨と、NEWSを飛び出し自分のスタイルを貫いた山下の行く末を暗示するようなエピソードだ。守りながら磨かれる亀梨と、攻めながら高みを目指す山下。信頼できる相棒がいればこそ、見せられる顔があるのかもしれない。

佐藤勝利×高橋海人

 映画、テレビドラマ(日本テレビ系)、配信ドラマ(Hulu)で制作された『ブラック校則』で共演した2人。佐藤が演じた創楽は、数学を愛し、コツコツと計算をして物事に立ち向かおうとするのだが、いざ動き出すとその通りにはいかないタイプ。一方、高橋が演じた中弥は、予測不能な行動で周囲を驚かせる。創楽が悶々と思考して自爆しがちなのに対して、中弥はその場の対応力に長けており人を巻き込んで目標を達成させる。正反対の性格の2人が、お互いの欠点を補い、良さを引き出し合って困難に立ち向かうのはバディドラマの王道だ。『ブラック校則』も、そんな凸凹コンビが、理不尽な校則を変えようと革命を起こす様が痛快なストーリー。

 そして、それぞれが演じる役の性格も、実際の本人たちとリンクしている。ジャニー喜多川氏に「Youは特別カッコいい」「永遠の0番(ステージの真ん中を示す番号)」と称賛され、Sexy Zoneのセンターとしてデビューした佐藤。しかし、彼はその優遇に調子に乗るどころかさらに謙虚さを増す。真面目でやると決めたら、なんとしてもやり遂げる負けず嫌いな性格。さらに良くも悪くも不器用で、周囲が見過ごせなくなるというのも、佐藤と創楽とはよく似ている。対して、高橋はバラエティ番組に出ればKinKi Kids 堂本光一を「海の上の存在」と天然発言も多くフワフワとした印象だが、自らジャニー喜多川氏に「デビューさせてください」と直談判をする大胆さや、佐藤について「詰めた分だけ、次の日離れる」と分析する冷静さも持ち合わせている(参照:佐藤勝利×高橋海人『ブラック校則』“親友“演じて互いに新たな発見 | ORICON NEWS)。真正面からぶつかっていく創楽を励まし、一緒に飛び込んでいく中弥のコンビプレーは、佐藤と高橋だからこそ描ききれたのかもしれない。

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