窪田正孝×二階堂ふみは“理想の夫婦”に? 『エール』放送を前に朝ドラ“男性主人公”作品を振り返る

 『エール』は、NHKが推進する「働き方改革」による制作現場の負担軽減のため月曜日から金曜日までの週5回の放送となる。これは第1作『娘と私』以来、59年ぶりの週5回放送であり、男性主人公という点からも、図らずも“原点回帰”となった。

 東日本大震災から10年が経とうとしている今、福島出身の有名作曲家が主人公であること。戦前、戦中、戦後と昭和という激動の時代を生きた夫婦の物語で、当時の人々を勇気づける音楽とともに振り返ることができる作品になること。タイトルの通り、さまざまな“エール”が詰まった本作は、新型コロナウイルスの影響で社会が不穏な状況にある今、まさに絶好のタイミングだったように思う。

 窪田正孝は『ゲゲゲの女房』『花子とアン』に続き、朝ドラ出演が3度目となり、人気実力ともに折り紙つき。妻・音を演じる二階堂ふみとともに、日本全国を明るく照らす夫婦になることを期待したい。

■池沢奈々見
恋愛ライター。コラムニスト。

■放送情報
連続テレビ小説『エール』
NHK総合にて、3月30日(月)より放送開始
出演:窪田正孝、二階堂ふみ、薬師丸ひろ子、菊池桃子、光石研、中村蒼、山崎育三郎、森山直太朗、佐久本宝、松井玲奈、森七菜、柴咲コウ、風間杜夫、唐沢寿明ほか
制作統括:土屋勝裕
プロデューサー:小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出:吉田照幸、松園武大ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/

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