『恋つづ』で注目の渡邊圭祐が明かす、恋と俳優に通ずるマインド　「自分で動いてなんぼ」

文・写真・取材＝nakamura omame

「狩りをしたい」

ーー役者2年目で話題作に出演。今の立ち位置をどう捉えていますか？

渡邊：もちろん2年前は今の状況を想像していなかったですし、想像できないですよね。ここからもっと頑張らなきゃなっていう気持ちはあるんですけど、変わらず楽しくやれているので、やっぱりこの仕事でよかったなと思っています。

ーーそう思うのは、どんな時？

渡邊：思い通りにならないので、挑戦的ですごく楽しいですし、いろんな感情を自分の中で生むって、なかなかないじゃないですか。恋したり、血にビビったり、絶対にできない経験をしているなって。自分の身を削ってやれている感じが楽しいです。「これこれ～！」っていう。だから夜のビールが美味しくなるし、そこすらも楽しめるようになってきたなと思いますね。

ーー役者としての目標像は？

渡邊：監督なりプロデューサーなり、作品を創る人たちに「欲しい」と言ってもらいたいです。例えば、照明さんや音声さんが「飯、行こう」ってなった時に、「あいつおもしろいから呼んでおこうぜ」と思われる人になりたいんです。それが、テレビとかを通して観ている方にも伝わったらいいのかなと。そこから「憧れ」とか「好き」とか、何かしらの感情につながってくれたら嬉しいですね。

ーー仁志は10歳上の流子さんに恋するわけですが、渡邊さんは年上女性……いかがでしょうか？

渡邊：全然アリですよ。憧れちゃいますよね、お姉さんって。自分には持っていないものを絶対に持っているし、何を言っても肩透かしを食らうというか。それが逆に闘争心を掻き立てられるんじゃないですかね。

ーー年上のお姉様に希望をありがとうございます！　では、七瀬みたいな「好き好き」と積極的なタイプはどうですか？

渡邊：苦手です（笑）。

ーー物語に登場する、“他の人に取られそうになると、欲しくなる”というシュークリーム作戦は効きますかね？

渡邊：経験はないですけど、少なからず意識はしますよね。でも、（七瀬のように）露骨に来られると、周りが噂するじゃないですか。そういうのが面倒くさくて。良い意味でも悪い意味でも、周りの期待をどんどん裏切っていきたいタイプなので、「勇者ちゃんと付き合ったらいいじゃん！」って言われても、絶対に付き合わないですよね（笑）。追われるより追いたいです。男をそういう風にさせたら、女の人は勝ちだと思います。

ーー勉強になります（笑）。“うまくいかないほうが燃える”というのは、役者としての姿勢にも通じますね。

渡邊：確かにそうですね。待っていてもおもしろくないじゃないですか。やっぱり自分で動いてなんぼかなって。狩りをしたいんですね（笑）。

ーー本物の勇者ですね（笑）。最後に読者へメッセージをお願いします。

渡邊：七瀬と天堂先生の展開に期待しつつ、不器用ながらまっすぐ進んでいく仁志が、仕事に恋にどうなっていくのか楽しみに……毎週火曜日22時、ご覧になってみてください。よろしくお願いします！

■放送情報
火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』
TBS系にて、毎週火曜22:00～22:57放送
原作：円城寺マキ『恋はつづくよどこまでも』（小学館プチコミックフラワーコミックスα刊）
出演：上白石萌音、佐藤健、毎熊克哉、昴生（ミキ）、渡邊圭祐、瀧内公美、吉川愛、堀田真由、香里奈、平岩紙、片瀬那奈、蓮佛美沙子、山本耕史
脚本：金子ありさ
演出：田中健太、福田亮介、金子文紀
チーフプロデューサー：磯山晶
プロデューサー：宮﨑真佐子、松本明子
製作：TBSスパークル、TBS
(c)TBS (c)円城寺マキ／小学館
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/koitsudu_tbs/
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公式Instagram：koi_tsudu