山田洋次監督、岸恵子ら著名人が『男と女 人生最良の日々』に絶賛コメント

 1月31日に公開される映画『男と女 人生最良の日々』に、各界著名人が絶賛コメントを寄せた。

 クロード・ルルーシュ監督最新作となる本作は、1966年に製作され、カンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を、米アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を受賞した『男と女』の続編。『男と女』から53年後の2人の物語を、当時と同じキャスト同じ役柄で、アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが紡ぐ。

 まばゆいばかりのロマンスから、長い年月が経ち、元レーシング・ドライバーの男、ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、今は老人ホームに暮らし、かつての記憶を失いかけていた。彼の息子は父親を助けるために、父がずっと追い求めている女性アンヌ(アヌーク・エーメ)を探す決心をする。果たしてアンヌは、ジャン・ルイと再会し、2人の物語をまたあの場所から始めることができるのか。

 本作にコメントを寄せたのは、山田洋次監督、女優であり作家の岸恵子ら10名の著名人。いち早く作品を鑑賞しての感想を綴っている。

コメント一覧

山田洋次(映画監督)

はじめて『男と女』を観たときのあのふるえるような感動。そして半世紀を経てあの二人が主役で続編が生まれ、ぼくもまた、50年を経て「寅さん」を世に出した。同志のルルーシュ監督に乾杯!

岸惠子(女優・作家)

クロード・ルルーシュ監督の稀有な才能が生んだ『男と女 人生最良の日々』は半世紀以上経った『男と女』J・L・トランティニャンとアヌーク・エーメを更に魅力的に描く人生晩年の感動作。フランスの映画文化が生んだ奇跡です。

吉行和子(女優)

まさかあの時の二人に会えるなんて、素敵に年を重ねていて、しかもそこには恋がしっかり存在していて、こんな幸せな気持ちにして下さったルルーシュ監督に大感謝です。

魔夜峰央(漫画家)

さすがはルルーシュ監督、おしゃれで瑞々しい感性は今も健在。とても上質な映画。
※『週刊文春エンタ!』ガチンコシネマチャートより

野宮真貴(ミュージシャン)

1966 年の『男と女』は、美しく燃え上がる「愛の奇跡」の映画でした。
それから半世紀。新しい『男と女 人生最良の日々』は、時を超えて「愛し続けることの奇跡」の物語になりました。クロード・ルルーシュの映像とフランシス・レイの音楽は、永遠に記憶されることでしょう。

平松洋子(エッセイスト)

郷愁やオマージュではなく、ヴィヴィッドな時間が描かれていることに驚嘆させられ、
あの『男と女』を支配していた映画の魔法の復権に酔いしれた。(※『家庭画報』2020年2月号より)

岩下志麻(女優)

53年前の興奮が蘇る。ルルーシュのテクニックは相変らず鮮やか。
アヌーク・エーメは今も魅惑的でジャン=ルイ・トランティニャンはチャーミングで抜群の存在感。素晴らしかった!!

小堺一機(タレント)

前作から半世紀余。オンタイムで観た方々! 時の流れを心に刻み半生を振り返る事でしょう! どのシーンも人生の大切さに満ちている。ラスト、疾走する車の車窓がグッとくる!! セ・ラヴィ!!

⻘野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、文筆家)

猛スピードで走り抜ける車。景色が後方に過ぎ去ってゆくほどに、時間は、記憶は巻き戻される。映画の中の二人だけでなく、スクリーンを見つめる私たちもまた。そして見つけるのだ。ずっと変わらなかった思いを、今。

RHYMESTER 宇多丸(ラッパー・ラジオパーソナリティ)

76 年『ランデヴー』の大疾走まで織り込み、映画と記憶と人生を等価の夢として愛でてみせる、正しく「ヌーベルバーグの続き」な試み! (※『週刊文春エンタ!』ガチンコシネマチャートより)

■公開情報
『男と女 人生最良の日々』
1月31日(⾦)TOHO シネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー
監督:クロード・ルルーシュ
出演:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、スアド・アミドゥ、アン
トワーヌ・シレ
⾳楽:カロジェロ、フランシス・レイ
配給:ツイン
2019年/フランス/90分/フランス語
(c)2019 Les Films 13 - Davis Films - France 2 Cinema

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