「若尾文子映画祭」2020年2月開催決定 増村保造監督『刺青』が4Kデジタル版で世界初披露
「若尾文子映画祭」が2020年2月28日より角川シネマ有楽町を皮切りに全国順次開催されることが決定。あわせて予告編とビジュアルが公開された。
増村保造、溝口健二、吉村公三郎など、日本を代表する監督のもと、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎ら、昭和を代表する名優たちと共演し、絶えず進化してきた映画女優・若尾文子。本映画祭は、昨年開催された「京マチ子映画祭」、現在全国順次上映中の没後50年特別企画「市川雷蔵祭」に続く、「角川シネマコレクション」の劇場上映企画となる。
今回、若尾の代表作のひとつである『刺青』が4Kデジタル復元版で世界初上映される。自らの欲望のままに男を騙していく娼婦、自分の生き方に目覚めていく天真爛漫な少女、相手を思うあまり狂気にはしる妻……女性が持ついくつもの顔やそれら女性の壮絶な人生を見事に演じきった映画女優・若尾の魅力がスクリーンで再び蘇る。
そのほか、溝口健二監督『赤線地帯』(4K版)、小津安二郎監督『浮草』(4K版)、川島雄三監督『しとやかな獣』(4K版)など6作品の4Kデジタル版作品を中心に、若尾の代表作41作品を一挙上映。また、上映記念として、若い世代に若尾の魅力を伝える「若尾文子入門編」DVD-BOX 1&2も12月25日に発売される。
なお、各種前売鑑賞券も発売中。劇場窓口購入者には、1回券(1,000円)にポストカード、5回券(5,000円)にクリアファイル(A4サイズ)が特典としてプレゼントされる。
■公開情報
「若尾文子映画祭2020」
2020年2月28日(金)より、角川シネマ有楽町ほか全国順次上映
上映作品:『刺青』(4K復元版)、『赤線地帯』(4K復元版)、『女は二度生まれる』(4K復元版)、『浮草』(4K復元版)、『越前竹人形』、『青空娘』、『赤い天使』、『お嬢さん』、「女の小箱」より『夫が見た』、『雁の寺』(4K復元版)、『最高殊勲夫人』、『しとやかな獣』(4K復元版)、『清作の妻』、『妻は告白する』、『女系家族』、『華岡青洲の妻』、『卍』、『からっ風野郎』、『雁』、『祇園囃子』、『好色一代男』、『婚期』、『その夜は忘れない』、『新源氏物語』、『爛』、『妻二人』、『初春狸御殿』、『瘋癲老人日記』、『ぼんち』、『明日は日曜日』、『安珍と清姫』、『女めくら物語』、『花実のない森』、『銀座っ子物語』、『新婚日記 嬉しい朝』、『新婚七つの楽しみ』、『新婚日記 恥しい夢』、『珠はくだけず』、『東京おにぎり娘』、『慕情の河』、『実は熟したり』
配給:KADOKAWA
(c)KADOKAWA
公式サイト:cinemakadokawa.jp/ayako-2020/