山口紗弥加の本気のモトカレマニアぶりが露呈 『モトカレマニア』進んだり戻ったりの恋
さくらの本気のモトカレマニアぶりが露呈した第4話は、さくらのしてきた恋と他のモトカレマニアたちの恋がやんわりと重なる。「素直に伝えられないことですれ違う恋」はまさにユリカとマコチのようであり、「強引に気持ちを伝え恋を奪っていく人」とは千鶴を見ているようだった。
「がんばらなくても、そばにいて」はさくらが心の底から望む恋の願望の現れだ。さくらの望んでいる恋は、気持ちに応えることや期待に応えることで繋ぎ止める恋ではなく、相手発信で強く愛して欲しいということだった。愛に応えなくても、自然とそばにいてくれるような安定したものであり、それが半永久的に続くことを望んでいる。いわば、無償の愛だ。しかし実際、恋愛において無償の愛ほど難しいものはない。他人同士が共に生きていくには、どうしてもギブアンドテイクが重要になってしまうのだ。今回でさくらは、マコチとの同棲を解消する。いわば“そばにいて”もらうことから、卒業するのだ。今後さくらの恋愛観は変化するのか、さらに「がんばらなくても、そばにいて」の続編が書けるほど、自分の中で腑に落ちる答えと出会えるのか。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter
■放送情報
木曜劇場『モトカレマニア』
フジテレビ系にて毎週(木)22:00~22:54放送
出演:新木優子、高良健吾、浜野謙太、田中みな実、よしこ、森田甘路、関口メンディー、加藤虎ノ介、大地、大倉空人、井上翔太、趣里、小手伸也、山口紗弥加ほか
原作:瀧波ユカリ『モトカレマニア』(講談社『Kiss』連載)
脚本:坪田文
プロデュース:草ヶ谷大輔
演出:並木道子、相沢秀幸
制作著作:フジテレビジョン
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/motokaremania/
公式Twitter:https://twitter.com/motokare_mania
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