溝端淳平、『スカーレット』の見どころを語る「戸田さんは現場でも喜美ちゃんにしか見えません」
毎週月曜日から土曜日まで放送されているNHKの連続テレビ小説『スカーレット』。第3週より本格登場している溝端淳平より、コメントが寄せられた。
本作は、焼き物の里・信楽しがらきを舞台に、女性陶芸家・川原喜美子が、モノを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく波乱万丈の物語。物語は第23話から昭和30年となり、喜美子は18歳となった。
溝端が演じるのは、喜美子が働く大阪の下宿屋・荒木荘に住む医学生・酒田圭介。下働きとして頑張る喜美子に優しく、喜美子には兄のような存在だったが、 ひょんな出来事から思いがけず恋の相手に……。
溝端は『スカーレット』出演が決まったときの気持ちを、「ずいぶん前から“朝ドラ”出てみたいなと思っていたので、念願がかないました。和歌山県出身ですが、 関西ことばの役をさせていただくことも初めてなので、そういう意味でうれしいなと思いました!」と振り返る。しかし、関西ことばだからこその難しさもあったそうで、「自分が慣れ親しんだことばなので感情は入れやすいですが、時代背景に合うかどうかは別です。なにげなくしゃべったことばが『その時代は言わなかったよ』と指摘を受けることもあり、むしろ気をつけて演じていますね」とコメント。
自身が演じる圭介という役柄については、「喜美ちゃんと僕以外は大人ばかりなので喜美ちゃんのお兄ちゃんのような存在であり、個性が強い荒木荘の住人の中で一番年下でありながらしっかりものというか、どこかふかんして周りを見ているという存在です」と分析。圭介が20歳ということもあり、30歳の溝端にとっては挑戦だったようで、「年齢差のギャップを埋めることについては意識しました。なるべく若々しく、初々しく演じられたらできたらいいなと心がけましたね(笑)」と苦労した様子。
喜美子を演じる戸田恵梨香の印象については、「戸田さんは、芯があって、とても正直でまっ すぐで、人と接するうえでも壁を作らない。ヒロインなので、毎日撮影がありますし、せりふも人より何倍も多いのですが、それと戦いながらやっている姿は喜美ちゃんと重なります。戸田さんが喜美ちゃんに近づいているのか、喜美ちゃんが戸田さんに寄せて書かれているのかわかりませんが、現場でも喜美ちゃんにしか見えません」とその存在感の大きさを語る。
最後に視聴者へのメッセージとして、「喜美ちゃんは、荒木荘に来たことで大きく成長していきます。喜美ちゃんと圭介は、これからどんどん関係性が近づいていきますし、その関係性や2人のやりとりも微笑ましいシーンになっているので、楽しんでいただきたいですね」と今後の見どころを語った。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『スカーレット』
NHK総合にて、2019年9月30日(月)〜2020年3月放送予定
出演:戸田恵梨香、北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都、財前直見、マギー
水野美紀、溝端淳平、木本武宏、羽野晶紀、三林京子、西川貴教、松下洸平、イッセー尾形 ほか
脚本:水橋文美江
制作統括:内田ゆき
プロデューサー:長谷知記、葛西勇也
演出:中島由貴、佐藤譲、鈴木航ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/scarlet/